仕立て上がった直後は「こういうものかな」と
さほど気にならなくても、
何度か身に着けているうち、「もっとこうだったら…」と
欲の出てくることが、何度かはある。
今回、そのために出番が少なくなりがちな
夏帯の芯の入れ替えを思い立った。

写真右の、白い帯。
左の黒い帯は、硬さや軽さの見本として仕立て屋さんに同送したもの。
送り先は、今までに何人もの着物友達から
「いいわよ」と推薦されていた、京都の「帯の仕立て専門 カクマ」さんだ。
ホームページはコチラ。
HP内のフォームに用件を書いて送信すると、
その日のうちに返事がきた。
芯の入れ替えを希望する帯と、見本の帯を送ったところ、
1週間ほどでできるという。
作業内容(今回入れ替える予定の芯が若干生成りだがそれでも良いか、などの
確認も含む)と見積もりも丁寧にいただけたので、
安心してお任せすることに。
そして約1週間後…

帰ってきたのがコチラ。
写真ではなかなか伝えられないが、
ものすごく軽くなった。
右のように折り曲げることもできる。
(以前はこんな“輪っか”はできなかった)

そして、芯が生成りになったら
変わり絽の絽目も少しわかりやすくなったような。
芯次第でこういうことも左右されるんだなーと、新たな発見。

芯の商品名が入ったラベルと、端布も送られてきた。
芯そのものを見る機会はなかなかなないので、端でも送ってもらえるのは
とても勉強になると思う。
もともと入っていた芯は、今回は後送とのことなので、
到着したら比較するつもり。
料金は、今回の場合芯の入れ替えだけで仕立てはないため
芯代と送料を合わせても7000円未満(芯の種類や作業内容により変動します)。
それで快適になり、出番が増えるなら、
対応が親切ということもあり、
私にとってはお得感が高い。
袷用の帯も、芯が硬すぎたり柔らかすぎたりというものが
何本かあるので、シーズン前に入れ替えてもらおう。