吉田美保子さんのお宅へ。
ブログ初登場の真綿紬に、栗山紅型の椿の帯。
写真では茶色味が強いが、
実物はもう少しオレンジ系。
草木染めならではの優しい色は、その日の気分によっても見え方が違う。
この、出過ぎず地味過ぎずの明るい色目と、暖かな風合いは
八掛のくすんだ深緑色とあいまって、
秋冬の、しんと冷えた森林に差し込む木洩れ日のようだ。
どこか淋しさと懐かしさが同居する陽の光。
外から見ていてもその照らす先はわからない。
中に入って、つまり、まとってみて初めて
ほかでもない自分を照らしてくれていることに、気付く。
羽織に袖を通して…、さあ、出かけよう。
(次回へ続く)
コメント一覧
神奈川絵美
神奈川絵美
最愛チャンミン
りら
神奈川絵美
むだかび
最新の画像もっと見る
最近の「織の話」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
2009年
2008年
人気記事