袖を通したことのない羽織。
ここ数年、着られなかったこの羽織に
袖を通せたこと、嬉しく思っています。
それは……

目白のLUNCOさんでいただいた
昭和30年代初頭ごろと思われる、春蘭の羽織。
忘れもしない、数年前の同じ時期、
N津田駅の乗り換え通路で後ろから
「あまりにも素敵な羽織だったので後をつけちゃいました」と
見知らぬ女性に話しかけられ、とても嬉しかった思い出が。
前はこんな感じ。

裄丈が短くて、袖口が出てしまうのですが
道中はできるだけ気をつけるようにして。

着物は、ここ10年くらい着ていなかったかも…の、小糸染芸。
ペイズリーのような柄が入っている、通称「渋カワ不思議ちゃん」。
帯は、羽織の補色の黄色も考えたのですが、しっくりくるのがなくて
小森草木染工房さんの博多帯に。
そして帯揚げに、吉田美保子さんのレモン色「キャンディ×2」をもってきました。
さてこのコーデで向かったのは…

丸の内。
着物友よりありがたくも招待券をお譲りいただいて
移転した静嘉堂文庫美術館へ、岩﨑家のお雛様を観に行きました。
この続きは次回、アップしますね。