本棚をがさごそしていたら

私が掲載された、昔の新聞記事を発掘しました。
日本和裁新聞です。
日付は

2011年1月1日。
前年に、織姫 吉田美保子さんに
フルオーダーで「シスレーの居る風景」をつくっていただき
そのご縁で美保子さんを以前取材したライターさんから連絡を
いただいたのでした。
その方は、『季刊 きもの』誌も担当していて
後年、その雑誌にも載ったなあ…。
銀座の、山野楽器裏手の趣味の良い喫茶店で
話をしたっけ。
ついこの間の出来事のように思い出せるけれど
東日本大震災の前だったとは。
そしてもう、あれから13年以上経ったとは。
新聞記事の中の写真を、他人のように眺めている私がいます。
同じ新聞の別の日には

Wともこさんも掲載されました。
確かこの着物愛好家紹介コーナーは、
お友達の紹介、紹介でつないでいったような。
貴重な体験、貴重な思い出。
着物と出合わなかったら、さて私はこの13年間、
どんな人生だったのだろうと、ふと思います。
そして間違いなく、着物と出合ってから多くの着物の先輩方と出会い、
さまざまな和文化に触れ、お出かけもたくさんできて
着物は私に、それ以外では得難い豊かさをもたらしてくれたと
改めて思うのです。