立春は毎年やってくるけれど、
今日ほどその名に相応しい気候の日はそうはあるまい。
陽射しも、空気も、マシュマロのような柔らかさ。
着物友達とのお出かけに、
何を着て行こう?・・・少し迷った末、選んだのは、
前回いつ着たか思い出せないくらい、ずっと箪笥に眠らせてしまった栗山紅型。

衿のバランスやお太鼓の下線など、反省点の多い着方になってしまったが・・・

この着物、三越(みこし)縮緬といって、少しシボというか畝があり、ややぼってりしている。
だから袷でも特に寒い時期の方がしっくりくる。秋口では暑くて・・・。
目黒の小ぢんまりしたビストロ「テオドーラ」でランチ。
オリーブオイルの風味が効いた、野菜豊富なメニュー。お皿も含めて目にも美味しい。

ご一緒くださったのはTomokoさん(イラストレーター 岡田知子さん)。

彼女の結城がとーってもポップで可愛くて。
(この写真では判りませんが、色のついた部分は百亀甲で柄が出されているのです)
眺めるほどに私には、春の妖精が足取り軽く、ステップを踏んでいるように見えてくる。
半幅の藍も、よく馴染みかつアクセントにもなっていてステキ

さて、なぜ目黒かといえば、




というわけで、池田重子さんのお店「時代布 池田」が今日の目的だったから。
そこでの出合いは、次回の更新で・・・。