待ちに待った吉田美保子さんの展示@銀座もとじ。
初めて仁平幸春さんの帯「月影のコンサート」を締めてみた。

こうして見ると、背中が実に賑やか。
月、蝶、ハープ、花、そして音符が、お太鼓のスペース以上の広がりをもって
ファンタジックなストーリーを展開しているよう。
帯揚げはイチイで染めたオレンジ系、
帯締めは薄いピンクと緑で染め分けされたきねやさんのものを合わせてみた。
どうかなあ…。
この日、ご一緒くださったのはブログ友達のおさよさん。

秋の陽射しに似合うふうわり優しいピンクのお召しに、
野村富造さんの染め帯がこっくり深い色を挿していて、とても素敵

“ピンクシスターズ”でホコテンの銀座通りを歩く。
ランチは銀座7丁目にある「たらふく銀座新館」にて。
おいしい懐石風ランチをリーズナブルにいただいた。

さて、銀座もとじは
天気が回復した日曜日とあって大賑わい。
ヨーロッパの石畳をメインのモチーフにした吉田さんの帯は、
そこを歩く人の靴音や表情までもが染めに、織に、込められている。
切ないラブストーリーだったり、高揚の瞬間だったり、悲哀だったり。
着物の方は、私の、シスレーの着物にも使われている刷り込み絣が
この色づく季節にぴったりのニュアンスで、着る人の表情を輝かせる。

お友達のルリ子さんとばったり会い、吉田さんと3人でパチリ。
「遠くからでも、すぐ絵美さんってわかりましたよ。この帯で…」
実物は写真以上にステキ、とルリ子さん

この後も、さまざまな企画や展示の準備で、吉田さんは年内ずっとお忙しいそう。
今度お会いするときには、シスレーの着物姿をお見せしたいなあ…。