神奈川絵美の「えみごのみ」

エニグマ症例 2016秋

先週の金曜日、
長くお付き合いさせていただいている医師のお招きで
「未病・エニグマ症例検討会」なる勉強会に出席した。

着ていったのは……

雨の心配はなさそうだったので
明石縮に、京都の染色家 澤田麻衣子さんの「LOVE ROSES(薔薇帯)」。
関東巻きで、白バラを前に出した。

明石縮はよく「蝉の羽根」に例えられるほど
薄くて透けるのが普通。
なので、通常は8月末までしか着られません。
でも、この着物は百年前の織を復刻したものだからか
ほとんど透け感がないので、
例年、6月後半~9月上旬までお役立ち。

後ろはこんな感じ。


そして髪型は……

このときは、自分でアップにするも
上手くいかず、全体的に落ち気味…だったのですが、
実はこの後、ヘアサロンで 大・変・身

それについては日を改めて、紹介しますね。

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さて、拙ブログで年1~2回、定期的に巡ってくる疑問
「エニグマって、何?」



エニグマとは、「なぞなぞ」の意味で、語源は古代ギリシャやラテン語にあるよう。
この検討会では、
症状だけでは何の病気か推定できないようなケースについて
患者さんのバックグラウンドとか、
種々の検査などを経て可能性を絞り込んでいき、
最終的に確定診断まで導く「なぞとき」をみなで考えていく。
出席者のほとんどは医師。

例えば
「不明熱が続く70代男性」の症例では
外見に異常(腫れや変形など)はないの?
呼吸や消化に問題はないの?
喫煙や飲酒歴は? その他嗜好は?
肥満してる?
血液検査の結果は?
画像検査の結果は?
etc. と、バックグラウンドや基礎的な検査について質問がとびかい、

それならこんな検査もした方がいいよね。
◯◯という病気の可能性も疑った方がいいよね。
などと、病名を絞り込んでいくための意見交換がなされる。

で、実は……この人の場合、

もともと生レバーが好きで
でも禁止されちゃったものだから、何とスーパーで加熱用のレバーを買い
生でぱくぱく。
その結果、家畜系に特有の感染症にかかってしまった!

という、思いがけない展開に……。

こう、ルールとか常識の範囲では考えられないことも
日常では割と堂々と営まれているんだなあ……と
考えされられた一件でした。
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