あまりにも寂しくなって…というか、
何だか「着物を着る」こと自体が、遠いものになってしまったような
気がして、それが寂しくて
昨年の今ごろ、どんな着物を着ていたかなあ、と
画像を引っ張ってきました。

桜が終われば新緑の季節。緑系が爽やかですね。

横浜のグリルで食事会でした。

桜の名残……源氏香に花びらの帯で。
きものはこの時期にぴったりの大島です。

桜で先染めした紬は林郁子さんの作品。
何気なく、桜づくしのコーデでした。

こちらは着物の地紋が、桜の花びらです。
帯はハナミズキのような、ツツジのような。
これらは仮に5月、着物で出かけられるようになっても
タイミング的に出番はなさそうですね。

懐かしい……というのも
昨年の4月中旬、このコーデで、
今、治療の最前線にいらっしゃる駒込病院の感染症科 今村医師の
取材に行ったのでした。
一年後、まさかこんな事態になるとは……。

大島に、ターコイズ系の半幅。気温が上がると青系を着たくなりますね。

大島にタンポポ帯。
画家の朋百香さんの個展にて。
もう一枚。


小鳥帯は今年3月下旬、吉田美保子さんほかの展示に
締めていきました。

単衣のトルファンにタンポポ帯。
春らんまんな時期のコーデ。

蝶々の小紋でお友達とランチ。
そして

綿麻の単衣は祖母の形見、こうげい扱いの単衣帯を合わせて。
もう初夏に近いころのコーデですね。
……と、過去記事を追っていて、はっとしました。
去年は、着物こそ順調に(?)着てはいますが、
精神的には一番、厳しかった時期のはず……と。
今、たいへんな思いをされている方がたくさんいらっしゃることは
十分、わかっている上で、自分のことを言えば
着物を着ることはできなくても
精神的には(もしかしたら人生の中で)一番、どっしりと、
一日一日を大切にできている時期なのでは……と。
そう思えば寂しさの度合いも小さくなって
今、このような時期だからこそかみしめておきたい喜びが、
私の中に在ることを再確認しました。