エコを意識しながら丁寧に暮らす

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東京郊外の住宅地で、昔ながらの暮らしを追求しています。

連載”わたしの子育てとエコ”③

2010-12-20 | 掲載記事・活動など


新婦人しんぶんの12/16号に、連載”わたしの子育てとエコ”の
3回目の記事が掲載されました。

今回のテーマは”子どものおもちゃについて”

●おもちゃに多く使われるプラスチック
子どものおもちゃは様々な種類がありますが、近年プラスチック製のものが
多くの数を占めています。
原油を原料とするプラスチックは、軽くて丈夫で扱いやすく、価格も
安価なため、現在、レジ袋や包装材、容器類など様々なものに使われており、
鮮やかな色彩をつけたり加工もしやすいため、子どものおもちゃにも多く
利用されるようになりました。

現在、国内のプラスチック消費量は約1160万トンで、国民1人当たり年間
100kg近い量が消費されていることになります。

●ごみになると・・・
便利で私たちの生活に欠かせなくなったプラスチックですが、ごみとして
廃棄されるといくつかの問題が生じます。

①発熱量が高いため、燃やすと高温になり、焼却炉を傷める場合がある。
②燃焼の際に、ダイオキシンや塩化水素などの有害な廃ガスが発生する
可能性がある。
③腐ったり分解されにくい性質のため、落としたり埋めたりした場合、
いつまでも消えずに残る。
(そのため、魚や鳥など自然界の生物に影響を与えることも。)

燃やせないごみとして埋め立てる場合も、狭い日本では埋立地にも
限界があり、燃やす場合も、高い発熱量に耐える高性能な焼却炉や
排ガスへの配慮が必要になります。

リサイクルをする場合も、プラスチックは種類が多く、現在60%程度しか
利用されていません。それもサーマルリサイクルと言って、固形燃料や
燃やした熱を利用するのが主で、再商品化されるものはまだほんの一部に
すぎません。

リサイクルコストも、ガラス瓶やペットボトルに比べて10倍以上もかかり、
再商品化も、残渣が発生する問題や、製品の品質もダウンするため、
まだ多くの課題が残っています。

それでは、次回、子どものおもちゃとエコについて、私の体験などを紹介
したいと思います。

新婦人しんぶん http://www.shinfujin.gr.jp/a_1_shinbun/index.html