エマオであらわれる。
(ルカ24:31 口語訳)
「彼らの目が開けて,
それがイエスであることがわかった。
すると,み姿が見えなくなった。」
イエスの生涯は僕としてでした。
しかし,イエスは,神の子,
勝利の主として復活します。
わたしたちもイエスを信じるなら,
新しく生まれ,
勝利の生活が歩めます。
☆彡
(ルカ24:13-35 口語訳)
この日,ふたりの弟子が,
エルサレムから七マイルばかり離れた
エマオという村へ行きながら,
このいっさいの出来事について
互に語り合っていた。
語り合い論じ合っていると,
イエスご自身が近づいてきて,
彼らと一緒に歩いて行かれた。
しかし,彼らの目がさえぎられて,
イエスを認めることができなかった。
イエスは彼らに言われた,
「歩きながら互に語り合っているその話は,
なんのことなのか」。
彼らは悲しそうな顔をして立ちどまった。
そのひとりのクレオパという者が,
答えて言った,
「あなたはエルサレムに泊まっていながら,
あなただけが,
この都でこのごろ起ったことを
ご存じないのですか」。
「それは,どんなことか」と言われると,
彼らは言った,
「ナザレのイエスのことです。
あのかたは,神とすべての民衆との前で,
わざにも言葉にも力ある預言者でしたが,
祭司長たちや役人たちが,
死刑に処するために引き渡し,
十字架につけたのです。
わたしたちは,
イスラエルを救うのはこの人であろうと,
望みをかけていました。
しかもその上に,この事が起ってから,
きょうが三日目なのです。
ところが,
わたしたちの仲間である数人の女が,
わたしたちを驚かせました。
というのは,彼らが朝早く墓に行きますと,
イエスのからだが見当らないので,
帰ってきましたが,そのとき御使が現れて,
『イエスは生きておられる』
と告げたと申すのです。
それで,わたしたちの仲間が数人,
墓に行って見ますと,
果して女たちが言ったとおりで,
イエスは見当りませんでした」。
そこでイエスが言われた,
「ああ,愚かで心のにぶいため,
預言者たちが説いた
すべての事を信じられない者たちよ。
キリストは必ず,
これらの苦難を受けて,
その栄光に入るはずではなかったのか」。
こう言って,
モーセやすべての預言者からはじめて,
聖書全体にわたり,
ご自身についてしるしてある事どもを,
説きあかされた。
それから,
彼らは行こうとしていた村に近づいたが,
イエスがなお先へ進み行かれる様子であった。
そこで,しいて引き止めて言った,
「わたしたちと一緒にお泊まり下さい。
もう夕暮になっており,
日もはや傾いています」。
イエスは,彼らと共に泊まるために,
家にはいられた。
一緒に食卓につかれたとき,
パンを取り,
祝福してさき,
彼らに渡しておられるうちに,
彼らの目が開けて,
それがイエスであることがわかった。
すると,み姿が見えなくなった。
彼らは互に言った,
「道々お話しになったとき,
また聖書を説き明してくださったとき,
お互の心が内に燃えたではないか」。
そして,
すぐに立ってエルサレムに帰って見ると,
十一弟子とその仲間が集まっていて,
「主は,ほんとうによみがえって,
シモンに現れなさった」と言っていた。
そこでふたりの者は,途中であったことや,
パンをおさきになる様子で
イエスだとわかったことなどを話した。
○
21 球根の中には
○
復活の体
(1コリント15:35-49)
しかし,ある人は言うだろう。
「どんなふうにして,死人がよみがえるのか。
どんなからだをして来るのか」。
おろかな人である。あなたのまくものは,
死ななければ,生かされないではないか。
また,あなたのまくのは,
やがて成るべきからだをまくのではない。
麦であっても,ほかの種であっても,
ただの種粒にすぎない。
ところが,神はみこころのままに,
これにからだを与え,
その一つ一つの種にそれぞれのからだをお与えになる。
すべての肉が,同じ肉なのではない。
人の肉があり,獣の肉があり,
鳥の肉があり,魚の肉がある。
天に属するからだもあれば,
地に属するからだもある。
天に属するものの栄光は,
地に属するものの栄光と違っている。
日の栄光があり,月の栄光があり,
星の栄光がある。
また,この星とあの星との間に,
栄光の差がある。
死人の復活も,また同様である。
朽ちるものでまかれ,
朽ちないものによみがえり,
卑しいものでまかれ,
栄光あるものによみがえり,
弱いものでまかれ,
強いものによみがえり,
肉のからだでまかれ,
霊のからだによみがえるのである。
肉のからだがあるのだから,
霊のからだもあるわけである。
聖書に「最初の人アダムは生きたものとなった」
と書いてあるとおりである。
しかし最後のアダムは命を与える霊となった。
最初にあったのは,
霊のものではなく肉のものであって,
その後に霊のものが来るのである。
第一の人は地から出て土に属し,
第二の人は天から来る。
この土に属する人に,
土に属している人々は等しく,
この天に属する人に,
天に属している人々は等しいのである。
すなわち,わたしたちは,
土に属している形をとっているのと同様に,
また天に属している形をとるであろう。
兄弟たちよ。わたしはこの事を言っておく。
肉と血とは神の国を継ぐことができないし,
朽ちるものは朽ちないものを継ぐことがない。
2020-01-13