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朝の光(聖書の言葉)

マタイ伝20章 エルサレムに上る

エルサレムに上る


(マタイ20:17-19)

「さて,イエスは,
エルサレムに上ろうとしておられたが,
十二弟子だけを呼んで,
道々彼らに話された。
 『さあ,これから,
わたしたちは
エルサレムに向かって行きます。
人の子は,祭司長,律法学者たちに
引き渡されるのです。
彼らは人の子を死刑に定めます。
そして,
あざけり,むち打ち,十字架につけるため,
異邦人に引き渡します。
しかし,
人の子は三日目によみがえります。』」


エルサレムにイエスが向かいます。




(ルカ9:51 文語訳) 

「イエス天に擧げらるる時
滿ちんとしたれば,
御顏を堅くエルサレムに
向けて進まんとし,」







偉くなりたい者


(マタイ20:26)

「あなたがたの間では,
そうではありません。
あなたがたの間で
偉くなりたいと思う者は,
みなに仕える者になりなさい。」


弟子たちには,

「偉い」ということが

分かっていませんでした。


イエスは,

「みなに仕える者になりなさい」

と言います。



☆彡



(マタイ20:25-28)


そこで,
イエスは彼らを呼び寄せて,
言われた。
「あなたがたも知っているとおり,
異邦人の支配者たちは彼らを支配し,
偉い人たちは彼らの上に権力をふるいます。
あなたがたの間では,そうではありません。
あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は,
みなに仕える者になりなさい。
あなたがたの間で
人の先に立ちたいと思う者は,
あなたがたのしもべになりなさい。
人の子が来たのが,
仕えられるためではなく,
かえって仕えるためであり,
また,多くの人のための,
贖いの代価として,
自分のいのちを与えるためであるのと
同じです。」



「多くの人のために」とは

多くの人の代わりにの意味です。


「贖いの代価」とは,

奴隷を自由の身にするために

支払われる身代金です。


罪の奴隷となっている人間を

解放して神のものとするために,

キリストはご自分の命をささげられます。






仕える者となる


(マタイ20:25-28)

「そこで,
イエスは彼らを呼び寄せて言われた,
『あなたがたの知っているとおり,
異邦人の支配者たちはその民を治め,
また偉い人たちは,
その民の上に権力をふるっている。 
あなたがたの間では
そうであってはならない。
かえって,
あなたがたの間で偉くなりたいと思う者は,
仕える人となり, 
あなたがたの間で
かしらになりたいと思う者は,
僕とならねばならない。 
それは,人の子がきたのも,
仕えられるためではなく,
仕えるためであり,
また多くの人のあがないとして,
自分の命を与えるためであるのと,
ちょうど同じである』」。







二人の盲人をいやす


(マタイ20:29-34)

「彼らがエリコを出て行くと,
大ぜいの群衆がイエスについて行った。
すると,
道ばたにすわっていたふたりの盲人が,
イエスが通られると聞いて,叫んで言った。
『主よ。
私たちをあわれんでください。
ダビデの子よ。』
そこで,群衆は彼らを黙らせようとして,
たしなめたが,
彼らはますます,
『主よ。私たちをあわれんでください。
ダビデの子よ』と叫び立てた。
すると,イエスは立ち止まって,
彼らを呼んで言われた。
『わたしに何をしてほしいのか。』
彼らはイエスに言った。
『主よ。
この目をあけていただきたいのです。』
イエスはかわいそうに思って,
彼らの目にさわられた。
すると,すぐさま彼らは見えるようになり,
イエスについて行った。」



「大ぜいの群衆」(29)は,

過越の祭で

エルサレムに上る巡礼のためでした。


「ダビデの子」(30,31)は

メシヤ(キリスト)のことです。


盲人の目を開くことは

メシヤの到来のしるしでした。

(イザ29:18,35:5)


祭で何かが起るかもしれないという

期待が高まっていきます。


「何をしてほしいのか」とイエスは問い,

「目をあけていただきたい」という

彼らの求めは聞かれました。


「自分が何を求めているのか,

わかっていない」

と霊的な目が見えないことを

指摘されたゼベダイの子ら

と対照的です。


エルサレムの宗教的指導者との

対決のまえに,

イエスは「盲人のこじき」(マコ10:46)

をあわれみを注ぎました。



2019-11-28

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