ヨハネ福音書
聖霊と三位一体を中心に
ヨハネの福音書を読み直しました。
2020.4.19
ヨハネ福音書は,
使徒ヨハネが85-90年ごろ,
エペソで書かれたと考えられています。
口語訳引用
○
ヨハネ1章
初めに言があった
(ヨハネ1:1)
「初めに言があった。
言は神と共にあった。
言は神であった。」
この言はイエス・キリストです。
イエス・キリストの降誕に該当します。
○
(ヨハネ1:12,13)
「しかし,彼を受けいれた者,
すなわち,その名を信じた人々には,
彼は神の子となる力を与えたのである。
それらの人は,血すじによらず,
肉の欲によらず,
また,人の欲にもよらず,
ただ神によって生れたのである。
ここでの言は,イエス・キリストです。
キリストを受け入れるものは,
神の子となる。」
イエス・キリストを受け入れるなら,
神の子になります。
● ☆
イエス・キリスト,洗礼を受ける
(ヨハネ1:32-34)
「ヨハネはまたあかしをして言った,
『わたしは,
御霊がはとのように天から下って,
彼の上にとどまるのを見た。
わたしはこの人を知らなかった。
しかし,
水でバプテスマを授けるようにと,
わたしをおつかわしになったそのかたが,
わたしに言われた,
『ある人の上に,
御霊が下ってとどまるのを見たら,
その人こそは,
御霊によって
バプテスマを授けるかたである。』
わたしはそれを見たので,
このかたこそ神の子であると,
あかしをしたのである。」
洗礼者のヨハネが登場します。
イエスの洗礼では,
聖霊が鳩のように天から降ります。
そして,イエス・キリスは,
聖霊のバプテスマを
授ける方だといいます。
聖霊のバプテスマは,
ペンテコステの時に,
聖霊が炎のように
下ることを指します。
(使徒2:3)
「また,舌のようなものが,
炎のように分れて現れ,
ひとりびとりの上にとどまった。」
イエス・キリストは
聖霊のバプテスマを受けましたが,
授ける方でもあります。
(ヨハネ1:23)
彼は言った,
「わたしは,
預言者イザヤが言ったように,
『主の道をまっすぐにせよと
荒野で呼ばわる者の声』である」。
洗礼者ヨハネのことばです。
旧約聖書イザヤ書の次の言葉を引用しています。
(イザヤ40:3-5)口語訳
「呼ばわる者の声がする,
『荒野に主の道を備え,
さばくに,われわれの神のために,
大路をまっすぐにせよ。
もろもろの谷は高くせられ,
もろもろの山と丘とは低くせられ,
高低のある地は平らになり,
険しい所は平地となる。
こうして主の栄光があらわれ,
人は皆ともにこれを見る。
これは主の口が語られたのである』」。
2019-11-24