日本史とお城が主食なおなごの徒然。

四半世紀越えの日本史好き。城廻り大好き、目指せ、百名城制覇。時々ゴスペルとかもね。

ママだって…

2008年10月24日 18時40分29秒 | 日々のこと
必死なんだよね。



仕事帰りのスーパーで。たぶん保育園帰りの男の子と仕事帰りのママ。男の子がお菓子売り場でひっくり反って駄々こねしてたんだけど、『だめ!』と引きずるようにレジに並んでたんだけど。男の子は納得しなくて、何度もお菓子売り場のほうに。私はこの親子の後ろに並んでたんだけど、そのうち、男の子が私にぶつかっちゃったんです。それを見たママ、プッツン!しちゃったんでしょうね。それこそお店中に響き渡るような声で、



『いーかげんにしなさいっ!』



って叫んじゃった。みんなシーン、ですよ。男の子もビクン!と固まっちゃってしゃっくりまで飲み込んじゃった感じ。



前に子供相手の仕事をしてたので、その大変さはよくわかるんでね。ちょっとまずいなって思ったので、ママの方に、



『大丈夫ですか?』



って穏やかに声をかけてみたの。まったく知らないママなんだけど、なんか、ピリピリ度合いがなぁ、と思ったので。そしたらそのママ、一瞬キョトン?として、その言葉が自分に向けられたことに気付いたんでしょう、



うわぁん!



と子供顔負けのボリュームで泣き出しちゃった。しばらく泣いてるから、男の子も連れて、ちょっと場所変え。背中をさすってあげると、『すみません…』ってポロポロ。男の子も自分が悪いと思ったのか



『ママ、ごめんね』



と繰り返してるし。そのうち、ようやく落ち着いたのか、男の子のことを抱き寄せてギューってやってました。



名前とかも聞かなかったけど母子家庭なんですって。半年前に離婚して、1人で子育ても、仕事も頑張ってるママだったみたいです。張りつめてたんでしょうね、気持ちも。泣いたらすっきりしたみたいで『ありがとうございました』を繰り返して男の子と手を繋いで帰っていきました。



どんなママだってそういうことってありますよね。離婚してなくたって。頑張れって言葉だけで頑張れるものじゃなし。



でも!どんな子供にも『ママ』は『パパ』はこの世にたった1人しか存在しないんですよね。どんな親でも離れたら、子供は親がいいって泣きます。だから、子供は大事にしてあげてほしい。でもそれと同じくらいママもパパも大事にしてあげてほしい。周りが助けてあげるべきだなぁって、いつも思います。そしたら虐待だって、未然に防げることもあると思うんです。



久しぶりにお子さまの駄々こね見てそんなことを思いました。結婚してなくたって、子育ては他人事じゃない。みんながそういう気持ちで、家族、親戚、隣近所を考えていけたらいいのになぁって思いました。



少なくとも私が子供の頃はそういう風習があったはず。いつからおかしくなっちゃったのかはわかんないけど、やってやれないことはないと思うんですよね。エコ活動と一緒。まずは自分がやれることをやっていこうと思います。