あしたはきっと特撮日和

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第16話 「大怪鳥テロチルスの謎」

2007-01-19 06:55:32 | 帰ってきたウルトラマン
始祖怪鳥 テロチルス 登場。

船上パーティーに興じる若者たち。
雪のようにふる白い物体。
ヨットに時限爆弾を仕掛けるアクアラングの男。
そこに飛来した大怪鳥。
その衝撃で投げ出された女性。
そして、ヨットは爆発した。犯人・松本三郎は逮捕された。
三郎を演じたのは石橋正次氏です。
私、大好きな俳優さんなんです。

アキから郷への電話が入る。
郷に会わせたい人がいるという。
名前は小野雪子。怪獣を見たということだった。
雪子の婚約者が証言を否定する。

郷は一応、破損した船を調べた。
ヨットは圧力を上からかけられて破壊されていた。
爆弾は船体の横で爆発した。
圧力は上に向かってかかるはずである。
そんな郷に「雪」が降りかかってきた。
不審に思った郷は三郎の元を尋ねた。

雪子が生きていると聞いた三郎は怪獣のせいだと証言。
二人の証言は一致した。
郷は雪子の元に向かう。
そこでまた白い「雪」。
そして、ボートの排気ガスが赤くなっていた。
雪子は猛毒のガスによって目をやられた。

その夜、旅客機が謎の墜落をした。
「あれはなんだ!?鳥だ!!」という謎の言葉を残して。

一方、松本三郎が脱走した。
雪子に付きっきりの郷は唆していると誤解される。

テロチルスは東京にやってきて巣を作る。
その巣が排気ガスと反応し有毒ガスを発生させた。
雪子の証言を確かめるとこの雪は微かに硫黄の匂いがする。
阿久島の火口らしい。
郷は阿久島の火口に棲むテロチルスを発見。
MATは出撃しテロチルスに攻撃開始。
崖から転落した郷はウルトラマンに変身。
MATのテーマが流れる。
しかし、すぐにピンチのBGMに転換。

東京にできた巨大な銀の城は一体何か?
三郎に狙われる雪子の運命は?
ウルトラマンとテロチルスの激闘が続く

テロチルスの行動と「人間ドラマ」が同時進行している。
2つのストーリーがやがて融合し、結末へと流れる。

未知の自然物質が人間の作った物質と化学反応し、
人間に危害が加わるというのは今でもよくある話。
34年前の排気ガス問題が様々な環境ホルモンや
新たな有害物質の問題に変化しながら残っているのだ。
それは、人間(特に一般人)を苦しませている。

人類は環境を破壊し、自然からしっぺ返しを受ける。
何度繰り返してもわからないねぇ、人類。
やはり自然環境は文化・文明の対極にあるのだ。
この「しっぺ返し」も自然の「正当防衛」なのか・・・。
それとも、「復讐」なのか・・・。

そんなことをいろいろ考えさせる話なのだ。

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