ハサミジャガー カメバズーカ 登場
巨大なハサミ。人間が溶けてしまった。
それを目撃した青年・風見志郎。
彼は何者かによって命を狙われた。
自宅でもコーヒーに毒薬が。
風見志郎、本郷猛の後輩である。
本郷の分析でルガーという猛毒と判明。
本郷は風見が命を狙われていることを確信する。
サーキット場でも風見は狙われた。
「空から爆弾だ!三度目・・・。」
一文字も現場に駆けつける。
草むらに蠢く怪人の姿。
調べに行った本郷は「本郷猛の墓」を見つける。
墓標を破り捨てる本郷。
到着した救急車に乗せられる風見。
藤兵衛も同乗する。
一文字のもとに本郷が帰ってくる。
「オレの墓があったよ・・・。」
そこにやってくる救急車。
さっきの救急車は偽物だったのだ。
救急車を追う本郷と一文字。
車内で風見は偽物の救急隊員を捻り上げる。
秘密を白状しようとして救急隊員は殺される。
そこに追いついた本郷と一文字。
風見は俺一人でも正体を暴いてやると意気込む。
その頃、山の中を歩いている一人の女性。
彼女はハサミジャガーと戦闘員を目撃した。
助けを呼ぶ彼女に駆けつけたのは風見。
風見は彼女を自宅に運ぶ。
彼女の名は珠純子といった。
その夜、風見の自宅に怪人が現れた。
怪人ハサミジャガーは風見の両親と妹を殺害。
駆けつけた本郷はライダーに変身。
戦闘員と怪人を追い払う。
ライダー2号も駆けつけるが時すでに遅し。
風見の家族は皆殺しにされていた。
怒りに身を震わせる風見。
「仮面ライダー。
お願いだ俺を、俺を改造人間にしてくれ!」
「風見、おまえの気持ちはよくわかる。
しかし、個人の復讐のために力は貸せない。」
「しかし、俺は!」
「改造人間は私たち2人だけでいい。
人間でありながら人間でない。
その苦しみは私たち2人だけで十分なんだ。」
ダブルライダーはデストロンのアジトへ潜入。
そこで「ゲルショッカーの首領」の声を聞く。
デストロンを再編成したという首領。
改造人間分解光線を浴びるダブルライダー。
あとを追ってきた風見がライダーを救う。
しかし、光線を浴びて瀕死の重傷を負う。
ダブルライダーは風見に改造手術を施す。
エネルギーをチャージした瞬間に爆発!
カメバズーカが砲撃したのだ。
しかし、ダブルライダーは無事だった。
「デストロンを倒すまでは仮面ライダーは死なん!」
カメバズーカの砲撃に遭うダブルライダー。
「1号2号死んでもらう!ズゥーカァー!!」
「待てぃっ!」
颯爽と登場する3人目の仮面ライダー。
「き、キサマは!?」
狼狽するカメバズーカ。
「仮面ライダーV3!!」
ライダー3号はこうして誕生した。
デストロンとの戦いの幕が切って落とされたのだ。
ダブルライダーの力と技を受けついだV3。
トンボがモチーフで色彩も派手目のデザイン。
あの口元の蛇腹は当時違和感ありました。
今見るとそんな感じはないんですが。
「仮面ライダーの第99話を作ったらこうなった。」
当時のスタッフはそう言っていたようです。
実際、第2話のあと100話記念イベントがありました。
シリーズ最高の盛り上がりを見せたV3。
いよいよその戦いの幕が切って落とされます。
表紙(?)は、左にハリケーンに乗ったV3
右に腕をクロスしたダブルライダーで
3つ折りで、裏を開くと、大爆発でジャンプのハリケーン。
とても印象に残っています。
映画「ZO」の宣伝番組に宮内洋が出て
「(自分が歌ったレコードで)「V3」が売れたので
次を出したら全く売れませんでした」と言ってました。