最終回 「アンドロメダ２００１」

ワイリー星人　
アンドロメダ星人　登場

ワイリー星人が出現、街を破壊し始めた。
兄弟はベム５号でミサイル攻撃を開始。
ワイリー星人は姿を消した。

レーダーにもキャッチされない。
星人の細胞が中性子で出来ているのかもしれない。

レーダーが宇宙船をキャッチ。
出動したベム５号の攻撃で宇宙船は墜落。
兄弟は確認するために墜落現場へ向かう。
宇宙船から現れたのは母ドリーとその子リン。

「船内に夫と父がいます。助けて下さい。」

光二は船内に入るが二人とも絶命していた。

アンドロメダ第２星雲から来たという。
地球との交流を図るためにやってきたという。
信じようにも信じられない兄弟。
街を破壊したのはワイリー星人。
ワイリー星人はアンドロメダと地球の交流を阻止したいらしい。
とにかく傷を負ったドリーを病院へ運び治療。

リンを抱きながら子守歌を歌うひとみ。
一方、ドリーに銃を向ける光三。
光一は光三を窘め、ドリーに詫びる。

アンドロメダ星は地球とよく似た星。
地球人と握手がしたくてやってきたという。
信じ合うということは大変なことである。
太陽系の孤児である地球もアンドロメダと交流が持てたら・・・。

突然、ワイリー星人が現れた。
光二はシルバー仮面に変身し立ち向かう。
光三はワイリー星人とグルだと信じて疑わない。
ドリーはイヤリングをワイリー星人に投げる。
大爆発を起こすが、逆に重傷を負ってしまう。

その攻撃を受けてドリーは絶命。
アンドロメダ星人の友情を受けた時はもう遅かった・・・。
光一は光二にアンドロメダ行きを提案。
リンを故郷に帰すこと。
それが友情に応える唯一の方法だ。

そして、アンドロメダ行きを決意する春日兄弟。
秋山とひとみは残ることになった。
喜久夫とリカが「人類の未来」として同乗する。

津山博士は語る。

「人類は今、滅びつつある。
　人類が生き残るためにも、勇気ある決断が必要なんだ。」

三ヶ月後、ベム５号はアンドロメダへ向けて飛び立つことになった。
その発射場に現れたワイリー星人。
シルバー仮面が立ち向かう。
シルバー仮面は戦う仮面。
勇壮なテーマに乗って星人と戦うシルバー仮面。
巨大なリングで星人の動きを止め爆発させた。

ベム５号は出発した。

「ベム５号はアンドロメダへの軌道に乗った。長い航海の無事を祈る。」
「言って参ります、博士。」
「ところでアレはどうしてるかね。」
「もうよく眠ってますよ。」
「そうか・・・。」

モニターに映る娘リカを見つめる津山博士。

３０年の長い旅が始まった。
めざすはアンドロメダ２００１である。

佐々木守・実相寺昭雄のコンビが作り上げた作品。
「シルバー仮面」は軌道変更を余儀なくされた。
しかし、そのコンセプトは後に高い評価を受ける。
「２００１」ならぬ「２００６」に見事に甦った。
既に故人となった両氏の想いは永遠に旅を続けるであろう。