(おっこと瓜の話)
「おっこと瓜」というのをご存知だろうか? 「あか瓜」とか「かりかり瓜」とも呼ばれるあれのことだ。 以前は乙事を中心に、町内で広く作られていたというが、現在では、乙事でも5~6軒の農家が作っているだけだという。 明治のころから作っているんじゃないかとのこと
だが、はっきりした由来はわからない。 それはさておき、夏の食欲のないときに、スライスした果肉は、しゃきしゃきとした歯ざわりで、暑気払いには最高のものだ。
(栽培の仕方)
乙事の佐久さんによると、「手をつけるやり方もあるが、俺は藁しいて、地這いにするな。5月に種まいて、盆すぎくらいから食べる。 種を取りたいときには、普通の瓜のそばじゃだめだ。 次の年に、半分青くて半分赤い混ざった瓜になる。うちは、畑の近くに他の惣菜畑がないから、いい種がとれる。 種を取るときは、もと成りを、食べないように紐結んで印つけて、畑においておく。そして、寒くなる前に、取ってきて、種をよく洗う。 種のまわりの“ぬらぬら”をよく落とすのがこつだな。 そして、すぐ、ストーブでもなんでもよく乾かす。 これをしん
と、カビが生えるな。」
(おいしく食べる)
「うちでは、味噌和えと塩もみで食べる。皮を厚めにむいて、種をこそいで、5ミリくらいにきって、味噌であえる。 塩もみの時は、もっと薄くきる。 今年は若いもんが使うドレッシングで食べてみよう思う。 きっと合うんじゃないか。」と佐久さん。
地域に残っている固有の品種。 これも立派な文化財だと思う。 私たちに、次の世代に伝え、残していく責任があるのはいうまでもない。
「おっこと瓜」というのをご存知だろうか? 「あか瓜」とか「かりかり瓜」とも呼ばれるあれのことだ。 以前は乙事を中心に、町内で広く作られていたというが、現在では、乙事でも5~6軒の農家が作っているだけだという。 明治のころから作っているんじゃないかとのこと
だが、はっきりした由来はわからない。 それはさておき、夏の食欲のないときに、スライスした果肉は、しゃきしゃきとした歯ざわりで、暑気払いには最高のものだ。
(栽培の仕方)
乙事の佐久さんによると、「手をつけるやり方もあるが、俺は藁しいて、地這いにするな。5月に種まいて、盆すぎくらいから食べる。 種を取りたいときには、普通の瓜のそばじゃだめだ。 次の年に、半分青くて半分赤い混ざった瓜になる。うちは、畑の近くに他の惣菜畑がないから、いい種がとれる。 種を取るときは、もと成りを、食べないように紐結んで印つけて、畑においておく。そして、寒くなる前に、取ってきて、種をよく洗う。 種のまわりの“ぬらぬら”をよく落とすのがこつだな。 そして、すぐ、ストーブでもなんでもよく乾かす。 これをしん
と、カビが生えるな。」
(おいしく食べる)
「うちでは、味噌和えと塩もみで食べる。皮を厚めにむいて、種をこそいで、5ミリくらいにきって、味噌であえる。 塩もみの時は、もっと薄くきる。 今年は若いもんが使うドレッシングで食べてみよう思う。 きっと合うんじゃないか。」と佐久さん。
地域に残っている固有の品種。 これも立派な文化財だと思う。 私たちに、次の世代に伝え、残していく責任があるのはいうまでもない。