10月2日 J-WAVE「MUSIC+」(午後12時50分頃から生出演)
MC 「来週、『さざなみCD』をリリースするスピッツの皆さんです! 今日は全員いらっしゃっていますんで、まずはお一人ずつ自己紹介をお願いします。どうぞ!」
テツヤ 「ハイ、ギターやってます三輪テツヤです」
草野 「ボーカルの草野マサムネです。よろしくお願いします」
崎山 「ドラムの崎山龍男です。よろしく」
田村 「ベースギターの田村です」
MC 「よろしくお願いします。全員で来ていただいて。僕は、はじめまして、なんですけど。ここでいきなりなんですが、MUSIC+から感謝状を」
草野 「なんと!」
MC 「お送りしてもよろしいでしょうか」
崎山 「ありがとうございます」
MC 「スピッツはベストリクエストバンドなんです。毎日スピッツの曲がなんらかもかかっていると」
草野 「(笑)。ありがとうございます」
MC 「ということでですね、さっそく贈らせていただきます」
MC 「感謝状、スピッツ殿。あなたがたはバンド結成20周年で、これまでにあまたの名曲を代に送り出し、それらの曲がラジオのリクエスト番組に多大な貢献を果たしております。季節やテーマに必ず合う楽曲、ラジオフレンドりーな3分台の曲など(メンバー、「フフ」)、ここにその敬意を表し、感謝状を贈ります。平成19年10月2日 J-WAVE「MUSIC+」一同」
全員 「ありがとうございま~す」
拍手。
MC 「いきなりこんなところからスタートしてしまいました」
田村 「でも今回初めてですよ。いろんな番組とか他局も出たけど、初めて」
草野 「よく話してたんですよ。別に20周年といっても、何かいただけるわけでもなく(笑)、賞状くらい誰かくれてもいいのにね」
MC 「それじゃ、ばっちり賞状」
草野 「いただきました。ありがとうございました」
MC 「字のじょうずな人を探すのに大変苦労したあんですが、喜んでいただけるとうれしいですよ。いや、ホントなんですよ。皆さんのリクエストで番組を作っているんですが、スピッツはもうオールシーズン対応型ですね。今まで来たリクエストを調べた中でですね、春と言えば「春の歌」「ロビンソン」「チェリー」とかね、夏と言えば「渚」「青い車」、冬と言えば「冷たい頬」「スカーレット」など、季節ごとにいろいろあるんですけど。去年の春に「スピッツリクエスト大会」というのをやらせていただいて、そのとき50曲以上に票が割れたんですけど、5位「春の歌」、4位「青い車」、3位「チェリー」、2位「ロビンソン」、1位「空も飛べるはず」ということでした。毎日たくさんいただいているんですけどね。じゃ、さっそくお話をうかがっていきたいと思います。そんなスピッツの皆さん、結成20周年。その頃、ちょうどこのメンバー4人になった頃って、覚えてますか」
草野 「覚えてますよ」
MC 「その頃の思い出を話していただきたいんですが。何やってたんですか。もうすでに音楽やってたんですか」
草野 「バンドを組むために4人集まったんで」
崎山 「リハスタ入って、リハしてライブやって」
MC 「誰かんちに集まってたむろったり?」
テツヤ 「みんな、家が遠かったからね」
草野 「俺と田村はね、わりと近かったからゲームやったりとかね」
田村 「リハーサルの前、朝6時から電器屋の前で並んだりとか。トラクエ2を買った記憶がある(笑)」
(笑)
MC 「これ、ファミコンってことですよね」
全員 「ファミコンだよ(笑)」
MC 「ゲームは田村さんと草野さんがお好きなんですか」
草野 「田村んちに行くと、誰かしら集まってゲームやってたよね」
(笑)
田村 「当時の話だけど、ゲームがなかったらスピッツはなかった」
MC 「え、ホントですか」
田村 「ってか、草野とか、あんまりうちに来なかった気がする」
MC 「ゲームなくして、スピッツあらじ、と」
(笑)
MC 「そんな20年のスピッツの歴史の中で、あのときスピッツの歴史が動いた、という瞬間がそれぞれあるんじゃないかなと思うんですけど」
テツヤ 「そうですね、やっぱり今の事務所に決まった瞬間かなあ」
MC 「三輪さんにとっては、今の事務所が…」
テツヤ 「みんなたぶん、そう思うよね」
草野 「うん。俺はね…。崎ちゃんがちょっと遅れて入ったんですけど、ちょっと怖そうな感じだったんですよ」
(笑)
テツヤ 「今も怖いけど」
草野 「ロックでビジュアル系みたいな感じ」
(笑)
草野 「でもみんながんばってね、最初の日から「崎ちゃん」って呼ぶようにしたんだよね。「崎山さん」じゃなくてね」
テツヤ 「帽子をたたきつけるからね」
(笑)
MC 「ホントですか」
草野 「崎ちゃんって呼ぶことで4人が平等になったっていうか。崎山さんが上じゃなくてね」
田村 「(笑)」
MC 「今見ている限りはとっても優しそうな方ですが」
崎山 「優しいです」
田村 「ま、20年たってね」
テツヤ 「僕たちもそう思ったんだけどね」
草野 「崎山さんキャラから徐々に崎ちゃんキャラに」
(笑)
田村 「俺はね、崎ちゃんが来る前に「クロちゃん」っていうドラムでやろうかなって思ってたんですよ。そのクロちゃんがリハーサルに来なかったんですよ」
メンバー(笑)
田村 「俺たちとはやれないって言って。そのときに、どうしようかーって。ちょっと歴史が動いたって」
MC 「ま、この20年4人で歩んできて、楽しいこともあったでしょうが、ケンカってします?」
テツヤ 「ない!」
MC 「崎山さん、どうですか。ケンカなんかしますか」
崎山 「ケンカはないですよ」
MC 「ちゃんづけされなかったりしたら怒ったりとか」
草野 「フフフ」
崎山 「大丈夫ですよ。ちなみに、僕、歴史が動いたときの話、してないんですけど」
(笑)
MC 「失礼しました! もう「ちゃん」の話で崎山さんの話は終わったような気になってました」
崎山 「あのね、ロフトで初めてワンマンやったとき」
(笑)
田村 「まっとうな」
崎山 「ワンマンで、持ち曲全部やったような感じだったよね」
草野 「もう出せるものすべて出して」
崎山 「準備もバタバタで、リハもちょっとで、すごいめろめろだったけどね。ワンマンもがんばっていかなきゃ、って」
MC 「最初は緊張しますよね」
草野 「すごい緊張しましたね」
MC 「そんな思い出がたくさんあると思うんですけど、来週の10日に12枚目のオリジナルアルバムが出ますねえ! わたくし、一足お先に聴かせていただきましたけど、もう、なんか、あの湧きあがってくるメロディーラインは、あの何十曲、何百曲出てくるんだ、っていうくらいでした」
草野 「いえいえいえいえ」
MC 「青春時代をね、感じさせるようなものを感じてしまうんですが。いつまでもそういうものを忘れないっていうのがスピッツなんでしょうか」
草野 「なんかねえ、大人になりたくてもなれないような、そんな人間です(笑)」
MC 「皆さんの年齢はハタチより上ですが」
草野 「全然上ですねえ」
MC 「でも結成してハタチ、みたあいなもんですからねえ」
草野 「やっとね」
MC 「いつまでもそういうものが曲の中に残っているのかな、という気がしますけど。今回のアルバムは難産でしたか、安産?」
草野 「どっちかって言ったら、安産だったような。ツルッと」
MC 「今までと違った制作過程のようなものがあるんですか」
草野 「小分けにして2曲3曲と録っていったんで、より集中して1曲1曲できたような」
MC 「スタジオに入って一気に、ということではなく」
草野 「1曲ずつしっかり仕上げていくというやり方だったんで、それで、かなり気合いの入った演奏になっているんじゃないかと思います」
MC 「逆にそうすると時間がかかりますか」
田村 「期間はかかるけど、レコーディング時間は少なくてすむかな」
草野 「トータル時間は少ないと思います」
MC 「整理して進んでいけるという…」
崎山 「打ち合わせ多めっていう感じ」
(笑)
MC 「どっちがいいですか。スタジオに入ってガチンコみたいなのと、そうやって言葉で打ち合わせて、っていうのと」
草野 「わりと煮詰まりがちなバンドなんで、長くずっとスタジオにいるのは良くないっていう。外も見えないですしね」
田村 「あんまりみんなの前で悩みたくないんですよ」
MC 「そういう意味では、三輪さんはサングラスしているから、悩んでいる感じとかが見えないですね」
テツヤ 「でも普段はしてないですからね」
(笑)
MC 「トレードマークじゃないですか」
テツヤ 「ま、外に出るときだけ」
草野 「ふだんは「ゴルゴ13」みたいな目だからね」
(笑)
テツヤ 「目と閉じても開いてるみたいな」
MC 「それではここで、ニューアルバム「さざなみCD]からお聴きしてみたいと思います。じゃ、曲紹介をお願いします」
崎山 「じゃ、「桃」」
(笑)
MC 「崎ちゃんからいただきました」
「桃」流れる。で、私は聴かない(笑)。
MC 「視聴者の皆さんからの質問をぶつけてみたいと思いますが、よろしいでしょうか」
全員 「うぃーっす」
MC 「『芸術の秋ですね。昔憧れていた芸術家や作品はなんですか』」
テツヤ 「何を最近見たか? 最近ね、ダ・ヴィンチの「体内受精」(おいおい、「受胎告知」だろ! 体内受精…て)。あれ、見に行きました」
MC 「普段、美術館とか行かれるんですか」
テツヤ 「見たいものがあれば行きますけど、最近ですね。そんな、絵のことはよくわかんないんですけど」
MC 「草野さんはいかがですか」
草野 「最近見てね、ビックリしたのは、古いディズニーの資料とかが来てたんですけど、それにダリとコラボしたのがあって、それがすごかったですね。DVDとか出るんだったら欲しいなと思ってて」
崎山 「僕はですね、去年撮影でみんなでスペインにいったんですけど、美術館でピカソの「ゲルニカ」を見て、相当インパクトがありました」
田村 「僕は岡本太郎美術館の「?」(すいません、知らない…)
MC 「そういうアート的なエッセンスは音楽に通じるものがありますか」
草野 「クリエイティブな部分では□□(聞き取れず)されるものがありますね」
MC 「『カラオケには行きますか。俺の十八番とかありますか』という質問です」
草野 「最近ちょっと行ってないけど、たまに行きますけどね。歌を歌うことがあまりなくて、ちょっと不安になって行くことがありますね」
MC 「じゃ、友達と行くというより、声出しに?」
草野 「友達とも行きますけど、声の確認というか、練習みたいに」
MC 「一人で行くんですか」
草野 「うーんとね、一人はないけど何人かで。一人で歌っていると、なんかヘンじゃないですか。だから何人かで」
(笑)
MC 「カラオケボックスに草野さん一人で来たら怖いですもんね。びっくりしますよね」
草野 「そっくり、とかね」
(笑)
MC 「十八番はありますか」
草野 「俺、興に乗って歌うときは、シブガキ隊とか、そういう、あんまりJ-WAVEでかかんないような」
(笑)
MC 「草野さんのシブガキ隊、聴いてみたいなあ」
? 「一人で3パート」
(笑)
草野 「(笑)微妙にね分かれるんですよ。薬丸さんが特徴があるんですよ」
(笑)
MC 「ほかの皆さんはいかがですか」
崎山 「行きたいと思うんですけど普段は行かないんですけど、ツアーの打ち上げで盛り上がって行くくらいですかね」
テツヤ 「行くけど、昔だったら2回か3回聴けば歌えたけど、最近はチャレンジしても歌えないんだよね
草野 「サビしか知らないとかね」
テツヤ 「年を感じるね」
(笑)
MC 「それは年のせいですか。曲が難解になっているとか」
テツヤ 「うーん、曲も難しくなっていると思うけどね。ま、年のせいって」
(笑)
田村 「俺はアースシェイカーの「モア」とか」
(笑)
テツヤ 「ハイトーンでね」
田村 「それ歌うと、メンバー全員歌ってますね」
(笑)
MC 「全員で行きますか」
草野 「最近はちょっとないけど、前は行ってましたね」
MC 「『私、今年の秋に結婚します。スピッツの皆さん推薦の入場曲は? もし決めてくれたら、絶対にその曲で入場します』」
草野 「クサイ感じでいいんであれば、無難なのは「空も飛べるはず」。俺、呼ばれた結婚式とかで、歌ったことも何回かあるんで」
MC 「それは、来てくれ=歌ってくれって言ってるようなもんですね」
草野 「だから、この歌かなあ。「チェリー」とかはちょっと別れの歌なんで」
MC 「12月からはツアーがスタートということで」
スケジュールなどについて説明。
MC「体力勝負ってことになってきますか」
草野 「あと、気持ちを切らさないっていうか、1カ所1カ所全力で」
MC 「スピッツは全国くまなく、ということだと思うんですが。これは意識してやられていることですか」
草野 「そうですね、来てほしいという声がある限りは、いろんなところで歌いたいと思いますよ」
田村 「自分たちがもともと田舎に住んでいたんで、来てもらえると」
草野 「うれしかったしね」
MC 「振り返ると、ライブでこういう失敗があったという思い出はありますか」
草野 「やっぱり地名をまちがえるっていうのはね、やっちゃいけないけど、やったことあります(笑)。ホテルで目覚めたとき、ここ、どこだっけ?ということとかありますから」
(笑)
草野 「地面に「熊本!」とか書いて」
(笑)
MC 「演奏でのエピソードはないですか」
草野 「演奏はね、よくね…」
田村 「よく、じゃねーよ(笑)」
MC 「田村さんから物言いが入った」
崎山 「僕は、違う曲のカウントを出してしまって、テンポが違って止めたことあります」
田村 「オープニングだったんだよね」
崎山 「それでもう一回やったら、それも違ってて(笑)」
(笑)
崎山 「僕んところの曲順表が違ってて」
草野 「もうテンポ、ブラック・サバスの曲みたいになっちゃってて」
(笑)
MC 「メンバーとしては、行こう!とは思わないんですね」
田村 「あ、ちょっとやったよ! ちょっとやったんだけど」
崎山 「ノリツッコミみたいな感じで。(笑)」
MC 「ツアー中にやってはいけません、みたいなスピッツの決まりみたいなもんがあるんですか」
草野 「ボーカリストとしてはいろいろありますけどね。お酒、あんまりのまないとか、カラオケ行かないとか(笑)」
MC 「ツアーのほうも楽しみにしておりますんで。20周年続けていくことは並大抵のことではないと思うのですが、これからも20年30年と、がんばってください」
最後に、「僕のギター」。
ああ、ちょっと聴いてしまって、メロディーもだけど歌詞にちょっと泣きました。途中で、断腸の思いで切ったけど。
バックには、「ルキンフォー」「空も飛べるはず」「Na・de・Na・deボーイ」などが流れました。
もうちょっとポイントをしぼれば読みやすかったけれど、時間もないので、ただダラダラと流してしまいました。
悪しからず、です。
MC 「来週、『さざなみCD』をリリースするスピッツの皆さんです! 今日は全員いらっしゃっていますんで、まずはお一人ずつ自己紹介をお願いします。どうぞ!」
テツヤ 「ハイ、ギターやってます三輪テツヤです」
草野 「ボーカルの草野マサムネです。よろしくお願いします」
崎山 「ドラムの崎山龍男です。よろしく」
田村 「ベースギターの田村です」
MC 「よろしくお願いします。全員で来ていただいて。僕は、はじめまして、なんですけど。ここでいきなりなんですが、MUSIC+から感謝状を」
草野 「なんと!」
MC 「お送りしてもよろしいでしょうか」
崎山 「ありがとうございます」
MC 「スピッツはベストリクエストバンドなんです。毎日スピッツの曲がなんらかもかかっていると」
草野 「(笑)。ありがとうございます」
MC 「ということでですね、さっそく贈らせていただきます」
MC 「感謝状、スピッツ殿。あなたがたはバンド結成20周年で、これまでにあまたの名曲を代に送り出し、それらの曲がラジオのリクエスト番組に多大な貢献を果たしております。季節やテーマに必ず合う楽曲、ラジオフレンドりーな3分台の曲など(メンバー、「フフ」)、ここにその敬意を表し、感謝状を贈ります。平成19年10月2日 J-WAVE「MUSIC+」一同」
全員 「ありがとうございま~す」
拍手。
MC 「いきなりこんなところからスタートしてしまいました」
田村 「でも今回初めてですよ。いろんな番組とか他局も出たけど、初めて」
草野 「よく話してたんですよ。別に20周年といっても、何かいただけるわけでもなく(笑)、賞状くらい誰かくれてもいいのにね」
MC 「それじゃ、ばっちり賞状」
草野 「いただきました。ありがとうございました」
MC 「字のじょうずな人を探すのに大変苦労したあんですが、喜んでいただけるとうれしいですよ。いや、ホントなんですよ。皆さんのリクエストで番組を作っているんですが、スピッツはもうオールシーズン対応型ですね。今まで来たリクエストを調べた中でですね、春と言えば「春の歌」「ロビンソン」「チェリー」とかね、夏と言えば「渚」「青い車」、冬と言えば「冷たい頬」「スカーレット」など、季節ごとにいろいろあるんですけど。去年の春に「スピッツリクエスト大会」というのをやらせていただいて、そのとき50曲以上に票が割れたんですけど、5位「春の歌」、4位「青い車」、3位「チェリー」、2位「ロビンソン」、1位「空も飛べるはず」ということでした。毎日たくさんいただいているんですけどね。じゃ、さっそくお話をうかがっていきたいと思います。そんなスピッツの皆さん、結成20周年。その頃、ちょうどこのメンバー4人になった頃って、覚えてますか」
草野 「覚えてますよ」
MC 「その頃の思い出を話していただきたいんですが。何やってたんですか。もうすでに音楽やってたんですか」
草野 「バンドを組むために4人集まったんで」
崎山 「リハスタ入って、リハしてライブやって」
MC 「誰かんちに集まってたむろったり?」
テツヤ 「みんな、家が遠かったからね」
草野 「俺と田村はね、わりと近かったからゲームやったりとかね」
田村 「リハーサルの前、朝6時から電器屋の前で並んだりとか。トラクエ2を買った記憶がある(笑)」
(笑)
MC 「これ、ファミコンってことですよね」
全員 「ファミコンだよ(笑)」
MC 「ゲームは田村さんと草野さんがお好きなんですか」
草野 「田村んちに行くと、誰かしら集まってゲームやってたよね」
(笑)
田村 「当時の話だけど、ゲームがなかったらスピッツはなかった」
MC 「え、ホントですか」
田村 「ってか、草野とか、あんまりうちに来なかった気がする」
MC 「ゲームなくして、スピッツあらじ、と」
(笑)
MC 「そんな20年のスピッツの歴史の中で、あのときスピッツの歴史が動いた、という瞬間がそれぞれあるんじゃないかなと思うんですけど」
テツヤ 「そうですね、やっぱり今の事務所に決まった瞬間かなあ」
MC 「三輪さんにとっては、今の事務所が…」
テツヤ 「みんなたぶん、そう思うよね」
草野 「うん。俺はね…。崎ちゃんがちょっと遅れて入ったんですけど、ちょっと怖そうな感じだったんですよ」
(笑)
テツヤ 「今も怖いけど」
草野 「ロックでビジュアル系みたいな感じ」
(笑)
草野 「でもみんながんばってね、最初の日から「崎ちゃん」って呼ぶようにしたんだよね。「崎山さん」じゃなくてね」
テツヤ 「帽子をたたきつけるからね」
(笑)
MC 「ホントですか」
草野 「崎ちゃんって呼ぶことで4人が平等になったっていうか。崎山さんが上じゃなくてね」
田村 「(笑)」
MC 「今見ている限りはとっても優しそうな方ですが」
崎山 「優しいです」
田村 「ま、20年たってね」
テツヤ 「僕たちもそう思ったんだけどね」
草野 「崎山さんキャラから徐々に崎ちゃんキャラに」
(笑)
田村 「俺はね、崎ちゃんが来る前に「クロちゃん」っていうドラムでやろうかなって思ってたんですよ。そのクロちゃんがリハーサルに来なかったんですよ」
メンバー(笑)
田村 「俺たちとはやれないって言って。そのときに、どうしようかーって。ちょっと歴史が動いたって」
MC 「ま、この20年4人で歩んできて、楽しいこともあったでしょうが、ケンカってします?」
テツヤ 「ない!」
MC 「崎山さん、どうですか。ケンカなんかしますか」
崎山 「ケンカはないですよ」
MC 「ちゃんづけされなかったりしたら怒ったりとか」
草野 「フフフ」
崎山 「大丈夫ですよ。ちなみに、僕、歴史が動いたときの話、してないんですけど」
(笑)
MC 「失礼しました! もう「ちゃん」の話で崎山さんの話は終わったような気になってました」
崎山 「あのね、ロフトで初めてワンマンやったとき」
(笑)
田村 「まっとうな」
崎山 「ワンマンで、持ち曲全部やったような感じだったよね」
草野 「もう出せるものすべて出して」
崎山 「準備もバタバタで、リハもちょっとで、すごいめろめろだったけどね。ワンマンもがんばっていかなきゃ、って」
MC 「最初は緊張しますよね」
草野 「すごい緊張しましたね」
MC 「そんな思い出がたくさんあると思うんですけど、来週の10日に12枚目のオリジナルアルバムが出ますねえ! わたくし、一足お先に聴かせていただきましたけど、もう、なんか、あの湧きあがってくるメロディーラインは、あの何十曲、何百曲出てくるんだ、っていうくらいでした」
草野 「いえいえいえいえ」
MC 「青春時代をね、感じさせるようなものを感じてしまうんですが。いつまでもそういうものを忘れないっていうのがスピッツなんでしょうか」
草野 「なんかねえ、大人になりたくてもなれないような、そんな人間です(笑)」
MC 「皆さんの年齢はハタチより上ですが」
草野 「全然上ですねえ」
MC 「でも結成してハタチ、みたあいなもんですからねえ」
草野 「やっとね」
MC 「いつまでもそういうものが曲の中に残っているのかな、という気がしますけど。今回のアルバムは難産でしたか、安産?」
草野 「どっちかって言ったら、安産だったような。ツルッと」
MC 「今までと違った制作過程のようなものがあるんですか」
草野 「小分けにして2曲3曲と録っていったんで、より集中して1曲1曲できたような」
MC 「スタジオに入って一気に、ということではなく」
草野 「1曲ずつしっかり仕上げていくというやり方だったんで、それで、かなり気合いの入った演奏になっているんじゃないかと思います」
MC 「逆にそうすると時間がかかりますか」
田村 「期間はかかるけど、レコーディング時間は少なくてすむかな」
草野 「トータル時間は少ないと思います」
MC 「整理して進んでいけるという…」
崎山 「打ち合わせ多めっていう感じ」
(笑)
MC 「どっちがいいですか。スタジオに入ってガチンコみたいなのと、そうやって言葉で打ち合わせて、っていうのと」
草野 「わりと煮詰まりがちなバンドなんで、長くずっとスタジオにいるのは良くないっていう。外も見えないですしね」
田村 「あんまりみんなの前で悩みたくないんですよ」
MC 「そういう意味では、三輪さんはサングラスしているから、悩んでいる感じとかが見えないですね」
テツヤ 「でも普段はしてないですからね」
(笑)
MC 「トレードマークじゃないですか」
テツヤ 「ま、外に出るときだけ」
草野 「ふだんは「ゴルゴ13」みたいな目だからね」
(笑)
テツヤ 「目と閉じても開いてるみたいな」
MC 「それではここで、ニューアルバム「さざなみCD]からお聴きしてみたいと思います。じゃ、曲紹介をお願いします」
崎山 「じゃ、「桃」」
(笑)
MC 「崎ちゃんからいただきました」
「桃」流れる。で、私は聴かない(笑)。
MC 「視聴者の皆さんからの質問をぶつけてみたいと思いますが、よろしいでしょうか」
全員 「うぃーっす」
MC 「『芸術の秋ですね。昔憧れていた芸術家や作品はなんですか』」
テツヤ 「何を最近見たか? 最近ね、ダ・ヴィンチの「体内受精」(おいおい、「受胎告知」だろ! 体内受精…て)。あれ、見に行きました」
MC 「普段、美術館とか行かれるんですか」
テツヤ 「見たいものがあれば行きますけど、最近ですね。そんな、絵のことはよくわかんないんですけど」
MC 「草野さんはいかがですか」
草野 「最近見てね、ビックリしたのは、古いディズニーの資料とかが来てたんですけど、それにダリとコラボしたのがあって、それがすごかったですね。DVDとか出るんだったら欲しいなと思ってて」
崎山 「僕はですね、去年撮影でみんなでスペインにいったんですけど、美術館でピカソの「ゲルニカ」を見て、相当インパクトがありました」
田村 「僕は岡本太郎美術館の「?」(すいません、知らない…)
MC 「そういうアート的なエッセンスは音楽に通じるものがありますか」
草野 「クリエイティブな部分では□□(聞き取れず)されるものがありますね」
MC 「『カラオケには行きますか。俺の十八番とかありますか』という質問です」
草野 「最近ちょっと行ってないけど、たまに行きますけどね。歌を歌うことがあまりなくて、ちょっと不安になって行くことがありますね」
MC 「じゃ、友達と行くというより、声出しに?」
草野 「友達とも行きますけど、声の確認というか、練習みたいに」
MC 「一人で行くんですか」
草野 「うーんとね、一人はないけど何人かで。一人で歌っていると、なんかヘンじゃないですか。だから何人かで」
(笑)
MC 「カラオケボックスに草野さん一人で来たら怖いですもんね。びっくりしますよね」
草野 「そっくり、とかね」
(笑)
MC 「十八番はありますか」
草野 「俺、興に乗って歌うときは、シブガキ隊とか、そういう、あんまりJ-WAVEでかかんないような」
(笑)
MC 「草野さんのシブガキ隊、聴いてみたいなあ」
? 「一人で3パート」
(笑)
草野 「(笑)微妙にね分かれるんですよ。薬丸さんが特徴があるんですよ」
(笑)
MC 「ほかの皆さんはいかがですか」
崎山 「行きたいと思うんですけど普段は行かないんですけど、ツアーの打ち上げで盛り上がって行くくらいですかね」
テツヤ 「行くけど、昔だったら2回か3回聴けば歌えたけど、最近はチャレンジしても歌えないんだよね
草野 「サビしか知らないとかね」
テツヤ 「年を感じるね」
(笑)
MC 「それは年のせいですか。曲が難解になっているとか」
テツヤ 「うーん、曲も難しくなっていると思うけどね。ま、年のせいって」
(笑)
田村 「俺はアースシェイカーの「モア」とか」
(笑)
テツヤ 「ハイトーンでね」
田村 「それ歌うと、メンバー全員歌ってますね」
(笑)
MC 「全員で行きますか」
草野 「最近はちょっとないけど、前は行ってましたね」
MC 「『私、今年の秋に結婚します。スピッツの皆さん推薦の入場曲は? もし決めてくれたら、絶対にその曲で入場します』」
草野 「クサイ感じでいいんであれば、無難なのは「空も飛べるはず」。俺、呼ばれた結婚式とかで、歌ったことも何回かあるんで」
MC 「それは、来てくれ=歌ってくれって言ってるようなもんですね」
草野 「だから、この歌かなあ。「チェリー」とかはちょっと別れの歌なんで」
MC 「12月からはツアーがスタートということで」
スケジュールなどについて説明。
MC「体力勝負ってことになってきますか」
草野 「あと、気持ちを切らさないっていうか、1カ所1カ所全力で」
MC 「スピッツは全国くまなく、ということだと思うんですが。これは意識してやられていることですか」
草野 「そうですね、来てほしいという声がある限りは、いろんなところで歌いたいと思いますよ」
田村 「自分たちがもともと田舎に住んでいたんで、来てもらえると」
草野 「うれしかったしね」
MC 「振り返ると、ライブでこういう失敗があったという思い出はありますか」
草野 「やっぱり地名をまちがえるっていうのはね、やっちゃいけないけど、やったことあります(笑)。ホテルで目覚めたとき、ここ、どこだっけ?ということとかありますから」
(笑)
草野 「地面に「熊本!」とか書いて」
(笑)
MC 「演奏でのエピソードはないですか」
草野 「演奏はね、よくね…」
田村 「よく、じゃねーよ(笑)」
MC 「田村さんから物言いが入った」
崎山 「僕は、違う曲のカウントを出してしまって、テンポが違って止めたことあります」
田村 「オープニングだったんだよね」
崎山 「それでもう一回やったら、それも違ってて(笑)」
(笑)
崎山 「僕んところの曲順表が違ってて」
草野 「もうテンポ、ブラック・サバスの曲みたいになっちゃってて」
(笑)
MC 「メンバーとしては、行こう!とは思わないんですね」
田村 「あ、ちょっとやったよ! ちょっとやったんだけど」
崎山 「ノリツッコミみたいな感じで。(笑)」
MC 「ツアー中にやってはいけません、みたいなスピッツの決まりみたいなもんがあるんですか」
草野 「ボーカリストとしてはいろいろありますけどね。お酒、あんまりのまないとか、カラオケ行かないとか(笑)」
MC 「ツアーのほうも楽しみにしておりますんで。20周年続けていくことは並大抵のことではないと思うのですが、これからも20年30年と、がんばってください」
最後に、「僕のギター」。
ああ、ちょっと聴いてしまって、メロディーもだけど歌詞にちょっと泣きました。途中で、断腸の思いで切ったけど。
バックには、「ルキンフォー」「空も飛べるはず」「Na・de・Na・deボーイ」などが流れました。
もうちょっとポイントをしぼれば読みやすかったけれど、時間もないので、ただダラダラと流してしまいました。
悪しからず、です。
崎ちゃん、優しいですよねぇ。
朴訥としていて男気なところが三人に愛されているのかも。
コメントも、決して受け狙いじゃないのに、なんかおもしろくて。
4人は「いつまでも学生のころの友達みたい」って、どこかの雑誌に書いてありましたね。
今日(昨日?)のラジオのテープ起こしもしたかったけど、さすがにちょっと忙しくて。
そのうちアップするので、また見にきてください。
アルバムリリースまで、もうカウントダウンですね。
いつも、かけらさんのスピッツ魂には感心してしまいます。お陰で、私、いろいろな情報を得られて感謝しています。
私、今年の7月からベルゲンに入会したのですけれど、かけらさんは入ってますか?多分かけらさんのこと、会員NOの桁、かなり少なそう(笑)。
その会報にも書いてありましたが、崎山さんは昔恐かったって(笑)。今の感じからは想像できませんが、それを笑って話せる4人、なんかいいです。