あちこちで大雪のニュースを聞いている昨今、読売新聞のコラム「編集手帳」に次にような文が載っていた。
”長い暗闇を抜けて冬菊の咲いた日、九州の故郷に雪が舞った。
<天上に宴ありとや雪やまず> (上村占魚)
雲の上では、賑やかに神々が宴をはって賑やかに楽しんでいるのだろう、そのうれしさに雪でも降らしているのか・・。楽しい句である。この占魚という人は虚子に師事しているが、のちにホトトギスが世襲となったことに抵抗感を示して、独立した。なかなか趣のある句が少なからずある。
大初日海はなれんとしてゆらぐ
水よりも風澄む日なり花さびた
洗ひ大根白き青さに積みあぐる
日記には書かず心にあたたかし
すぐやみしことも初秋の雨らしき
そして雪のことを考えていたら中谷宇吉郎の言葉が思い出された。
”雪は天からの手紙である
”長い暗闇を抜けて冬菊の咲いた日、九州の故郷に雪が舞った。
<天上に宴ありとや雪やまず> (上村占魚)
雲の上では、賑やかに神々が宴をはって賑やかに楽しんでいるのだろう、そのうれしさに雪でも降らしているのか・・。楽しい句である。この占魚という人は虚子に師事しているが、のちにホトトギスが世襲となったことに抵抗感を示して、独立した。なかなか趣のある句が少なからずある。
大初日海はなれんとしてゆらぐ
水よりも風澄む日なり花さびた
洗ひ大根白き青さに積みあぐる
日記には書かず心にあたたかし
すぐやみしことも初秋の雨らしき
そして雪のことを考えていたら中谷宇吉郎の言葉が思い出された。
”雪は天からの手紙である