金融庁の証券取引等監視委員会の広報資料です。
開示関連では、ITbookホールディングスにおける有価証券報告書等虚偽記載事件を、図入りで解説しています。
「【主な不適正な会計処理】
○ 資金循環による売上の過大計上
当社の連結子会社B社は、E社から発注がなかったにも関わらず、B社とE社との商流の間にC社とD社を介在させることで、E社が最終納品先であるかのような取引の外観を作出しました。また、当該取引に係る成果物の対価については、D社が当社の別の連結子会社F社より資金を借り入れて支払いを行っており、当社連結グループ内で資金が循環していました。
これにより、当社の連結子会社B社は、本来売上を計上できないにも関わらず、売上の過大計上を行いました。」
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