逮捕された「はれのひ」元社長が、粉飾決算を税理士のせいにしていたという記事。
「28年9月期の決算書では前期の架空売り上げの修正などを余儀なくされたことから、金融機関からの借入金残高が約4億3700万円に上るなど債務超過状態に陥っていた。
××容疑者は、突如発生した巨額の赤字について、融資元の銀行に「今まで税理士が仕訳ミスをしていた部分を整理したら、この決算になった」と、架空計上の修正を隠した上で虚偽の説明をしていたという。」
この会社の仕事を引き受けてしまったことが、税理士のミスなのかもしれませんが...。
はれのひ元社長への報酬、債務超過中に年間4500万円(朝日)
「捜査関係者などによると、同社は新規の出店で金融機関からの借入金がかさみ、15年9月期決算で債務超過に陥った。しかし、架空売り上げの計上で債務超過を隠すなどし、その後も融資を受けて出店を継続。16年9月期決算ではさらに債務が膨らんだ。一方で××元社長は15、16年9月期の2年間で、約9千万円の報酬を得ていたという。」
粉飾事件としては、粉飾金額も数千万円のレベルであり、例えば、上場会社の粉飾事件と比べれば、大きな金額とも言えませんが、当局としては、厳しく調べていると、世間に示したいのでしょう。
本当は、一般消費者をだました疑惑を立件したいのでしょうが、それよりも故意の粉飾決算を立証する方が、書類などもあって、簡単なのでしょう。
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