2018年の米企業のCEO年間報酬額トップはテスラのイーロン・マスク氏だったという記事。
「マスク氏の報酬は23億ドル(2500億円)と史上最高で、2位の娯楽大手ディスカバリーのデビッド・ザスラブ氏の1億2900万ドルを20倍近く引き離した。ただ、マスク氏の報酬の大半は株式オプションが占める。」
「タイムズ紙では毎年、CEO報酬ランキングを公表、今年の上位200人の平均報酬は1860万ドルで前年比110万ドル(6.3%)増加した。米国人の平均賃金上昇率の3.2%と比べてCEO報酬の伸びの大きさが目立つ。」
報酬開示の効果はないようです。
「米国ではCEOと一般従業員の報酬格差を開示する規制が10年ほど前に義務付けられたが、格差縮小にはあまり効果が出ていないようだ。また、CEO報酬を決める取締役会の報酬は、会社の業績ではなくCEO報酬に連動する例が多い。これらが、CEO報酬の拡大に歯止めがかからない背景にあるとみられる。」
異なる調査によるものですが、報酬2位の経営者について。
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大麻会社CEO、報酬番付でマスク氏に次ぐ2位-株価300%超上昇(ブルームバーグ)
「カナダの医療用大麻会社ティルレイのブレンダン・ケネディ最高経営責任者(CEO)は早い時期から、大麻への賭けがいずれ実を結ぶとしても、それには何年もかかることが分かっていた。」
「ティルレイは昨年7月、米証券取引所に上場する初の大麻会社となった。投資家の熱狂の波に乗り、同社株は315%上昇して2018年を終えた。新規株式公開(IPO)の成功に連動していたケネディ氏(47)の同年報酬は2億5600万ドル(約280億円)だった。ブルームバーグ報酬指数によると、これは米上場企業の幹部報酬ランキングでテスラのイーロン・マスクCEO(5億1330万ドル)に次ぐ2位。」
コラム:米テスラの「過ち」、CEOに最大6兆円の成果報酬(2018年2月)(ロイター)
「米電気自動車(EV)大手テスラ(TSLA.O)は、イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)に今後10年で最大600億ドル(約6兆5600億円)の株式を供与する計画を発表したが、これは、どのような経営者が自社に適切かについての混乱ぶりを示している。
「イーロン」(株主宛の手紙で、テスラ創業者にしてCEOの天才をこう呼んでいる)が新たな大目標を達成した場合、同社の10%を彼に差し出すという方針について、投資家はそれほど心配していないようだ。1月23日の発表以降、同社株は2%しか下落していない。」
テスラ株が乱高下、マスクCEOの強気見解はアナリストと相違(ブルームバーグ)
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