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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

京成電鉄、オリエンタルランド株売却 自社株買いに応募(日経より)

京成電鉄、オリエンタルランド株売却 自社株買いに応募

京成電鉄が、オリエンタルランドの株式(持分法を適用しているようです)を1800万株売却するという記事。

「京成電鉄は26日、東京ディズニーリゾート(TDR)を運営するオリエンタルランド(OLC)の株式を1800万株売却すると発表した。OLCの発行済み株式総数(自己株除く)の約1%にあたり、売却額は最大で618億円。OLCの実施する自社株買いに応募する。」

オリエンタルランド株売却に関する京成電鉄のプレスリリース(2024年11月27日)。

株式会社オリエンタルランドが実施する自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による自己株式の買付けへの応募結果並びに特別利益及び特別損失の計上見込みに関するお知らせ (京成電鉄)(PDFファイル)

当然なのかもしれませんが、連結決算上、売却益と、持分変動損益に分けて、表示するようです。

「本件取引に伴い、当社は、2025 年3月期第3四半期において、関係会社株式売却益として 531 億円を特別利益(連結)に、持分変動損失として 125 億円を特別損失(連結)に計上する見込みです。また、個別決算においても、同四半期において、関係会社株式売却益として 603 億円を特別利益に計上する見込みです。」

持分変動損失は少しわかりにくいですが、持分法を適用した後の投資簿価(1株当たり)よりも高い値段で投資先が自己株式取得をすると、1株当たりの投資の価値が目減りするので、それを反映するということなのでしょう(時価が投資簿価より低ければ逆の現象が生じる)。

それにしても、1%の売却・自己株式取得で、これだけの損益が生じるということは、すごい含み益があった(今もある)ということなのでしょう。

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