大阪市が発注する下水道の工事で、契約と異なる安い資材を業者が使っていたという記事。
「大阪市によると、市は2012年度から、下水管の入れ替え工事で掘り返した穴を埋め戻す際、下水の汚泥をリサイクルした「下水汚泥溶融スラグ」を混ぜた土を使うことを発注の際の条件としていた。その分、工事価格を高く設定していた。」
「市が発注した12~16年度の下水道工事では、年間約1万5千トンのスラグが使われる見通しだったが、実際に市が販売したスラグの量は年間675~3024トンにとどまり、5年間で想定の約8分の1しか販売されていなかった。
スラグは通常の土よりも価格が高く、スラグの代わりに通常の土を使えば工事を安く済ませることができる。5年間の差額は少なくとも1億円を超えるという。」
工事費の支払いまでに、指定された材料を実際に使ったかどうかのチェックを行うべきだったのでしょう。
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