秋本真利議員、数千万円受領か 東京地検、洋上風力の社長聴取(共同通信配信)
自民党の国会議員が、洋上風力発電事業を手がける「日本風力開発」側から不透明な数千万円の資金を受領した疑いがあるという記事。
検察が「日本風力開発」の社長から事情聴取しているそうです。
「脱原発を掲げ洋上風力発電を推進してきた自民党の秋本真利衆院議員(47)=比例南関東=が、洋上風力発電事業を手がける「日本風力開発」(東京都千代田区)側から不透明な数千万円の資金を受領した疑いがあることが3日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部もこうした経緯を把握。同社社長を既に任意で事情聴取しており、贈収賄に当たる可能性もあるとみて慎重に捜査を進めているもようだ。」
自民 秋本真利衆院議員側に多額の資金提供疑い 洋上風力めぐり(NHK)
国会で、会社に有利となるような質問をしたのだそうです。
「「日本風力開発」は、政府が3年前からおととしにかけて入札を実施した洋上風力発電のプロジェクトなどへの参入を目指していましたが、落札することができなかったということです。
この入札について、秋本議員は去年2月に国会で質問し次のプロジェクトの公募から入札の評価基準を見直すよう求めていました。」
日本風力開発といえば、金融庁から虚偽記載で課徴金納付命令を受けながら、それに不服で、行政処分の取り消しを求める訴訟を起こした会社と同じでしょうか。
↓
当サイトの関連記事(2014年)
その2(2014年)(課徴金納付命令決定時)
日本風力開発株式会社に係る有価証券報告書等の虚偽記載に対する課徴金納付命令の決定について(金融庁)(再掲)
(補足)
会社側の弁護士が反論しています。
秋本議員と社長は「競走馬の馬主仲間」、風力発電会社側は3000万円の賄賂否定(読売)
「日本風力開発の塚脇正幸社長の弁護人は4日午前、東京都内で報道陣の取材に応じ、「3000万円は秋本氏に渡したものではなく、賄賂ではない」と疑惑を否定した。
弁護人の説明によると、秋本氏と塚脇社長は競走馬の馬主仲間で、それぞれが出資する組合を作っている。出資割合は秋本氏と塚脇社長がそれぞれ約45%、秋本氏が紹介した別の1人が10%ほどだが、塚脇社長は知人名義で出資しており、組合の代表者もこの知人が務めているという。
組合では、共同で馬を所有したり、個人で所有する馬を組合に移管したりしている。馬の購入代金や餌代、 厩舎料などは、秋本氏と塚脇社長がそれぞれ負担しており、塚脇社長の負担分はこれまで約3000万円に上るという。」