平成22年公認会計士試験第Ⅱ回短答式試験の合格発表が、6月18日に行われました。
受験者数17,660人に対し、合格者数820人で、単純に合格率を計算すると、4.6%となります。ちなみに平成22年第Ⅰ回短答式試験(1月発表)の合格率は9.0%、平成21年は13.2%、平成20年は21.7%です。
22年の2回の試験の合格率を単純平均すると6.8%となり、2回のうちどちらかに合格する確率を計算すると約13%となります(今回の4.6%を使うと9%弱)。論文式の合格率は昨年の数字で36%弱ですから、今年も同じくらいだとして、短答式を1年で受かってその年のうちに論文式にも受かる確率は4.6%(=13%×36%)となります(今回の短答式の合格率を使うと3.2%)。
受験学校でもっとち密な分析をやっているとは思いますが、ここで計算した限りでは、昔以上に難しい試験になっているようです。
それでも過年度の短答式合格者もいるので、論文式試験受験予定者数5,512人とのことです。36%をかけると、2千人弱の合格者数見込みとなります。
現在の制度で最終の合格者数を調整しようとすると、短答式の合格率を大きく動かさざるを得ない(したがって受験の入り口が非常に狭くなる)のかもしれません。
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