会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

機械部品商社が粉飾決算で破綻 40行超が融資、負債280億円(東京新聞より)

機械部品商社が粉飾決算で破綻 40行超が融資、負債280億円(共同通信配信)

堀正工業(非上場)という会社の粉飾決算疑惑については、当サイトでも信用調査会社による記事などを取り上げてきましたが、この記事では、金融機関と会社の間で融資のあっせんをしていた人物のことが、あきらかにされています。

「破綻時点で多くの地方銀行を含め40行超が融資し、負債総額は約280億円に上る。複数の地銀への融資仲介役を、東京海上日動あんしん生命の男性社員が担っていた疑いが判明。地銀にはあんしん生命に事実関係の説明を求める声があり、波紋が広がっている。」

有名保険会社の社員だからといって、あんしんできないようです。もちろん、この保険会社社員が、粉飾を知っていながら、仲介していたのかどうかは現時点ではわかりません。

「都内のタワマン」「軽井沢の保養所」...《負債総額282億円》「史上稀に見る悪質な倒産劇」堀正工業が粉飾決算で得た資金はどこに消えたのか(現代ビジネス)

「粉飾は20年近くに及ぶと見られ、直近の'22年9月期では売上高約45億円、最終赤字約3.4億円のところ、粉飾により売上高約68億円、最終利益は約4.8億円にかさ上げされ、その数字も金融機関ごとに変えられていた。裏には損保系生保の大物営業マンがいて、出身銀行の名刺を渡しながら堀正工業を紹介、「融資の輪」を広げていったという。」

「粉飾で得た資金はどこに消えたか。決算書によれば、×××代表個人や代表が関係する企業や親族への貸し付けは約93億円に達する。都内のタワマン、軽井沢の保養所などに散財された形跡もある。」

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