会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

株式会社リファクトリィ 民事再生法の適用を申請 負債56億円(帝国データバンクより)

株式会社リファクトリィ 民事再生法の適用を申請 負債56億円

衣料品の企画・販売事業を行っているリファクトリィという会社が、民事再生法の適用を申請したという記事。

長期にわたって粉飾決算をやっていたそうです。

「当社は、婦人服企画デザイン・製造・小売を目的として1992年(平成4年)7月に設立された。...銀座本店、自由が丘店を中心に、百貨店やショッピングモール、アウトレットモール内のインショップなど、首都圏・大都市圏を中心とした日本全国に32店舗を展開。オンラインショップでも販売を手がけ、2018年6月期には年売上高約44億円を計上していたとされていた。

しかし、今年5月に入って10年以上にわたる粉飾決算が判明。実際には2016年以降の売り上げ不振が続き、2018年6月期の年売上高は約25億6000万円にまで減少していた。こうしたなか、多額の簿外債務も重荷となり、自主再建を断念し、今回の措置となった。 」

負債もそれなりに大きな金額です。

「粉飾決算修正後の2018年6月期末時点における負債は約56億円。」

こちらは、元・東証1部上場会社(上記会社の100年近く前に創業)の再度の破綻です。

株式会社サクラダ

「当社は、1895年(明治28年)11月創業、1920年(大正9年)4月に法人改組された老舗の橋梁工事業者。85年竣工の「大鳴門橋」や、同じく88年竣工の「北備讃瀬戸大橋」、首都圏では東京都葛飾区の「かつしかハープ橋」など、豊富な実績を有していた。89年の東証1部上場後、ピークとなった92年3月期には年売上高約296億9600万円を計上したが、その後の業績は長期にわたって低迷。この間、91年の広島新交通システムの高架橋設置工事での橋梁落下事故や、98年の経理担当役員による損失額100億円超のデリバティブ取引失敗の発覚など不祥事も重なっていた。 」

2012年11月に自己破産を申請し、破産手続き開始決定を受けています。

2018年10月に清算手続きに移行し、資産・負債の状況が債務超過であるとして、改めて、自己破産を申請したとのことです。
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