会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「25年の崖」回避へ協議会 旧システムを刷新―政府重点計画(時事より)

「25年の崖」回避へ協議会 旧システムを刷新―政府重点計画

政府がデジタル庁を中心に「レガシーシステム脱却・システムモダン化協議会」(仮称)というのを創設するという記事。

「政府は21日の閣議で、企業が老朽化したシステムを刷新するよう促すため、新設する省庁横断の協議会で対応策を議論すると明記したデジタル重点計画を決定した。旧型システムは保守コストがかさみ、障害のリスクも大きい。2025年以降に経済的な損失が特に膨らむと懸念されることから「25年の崖」と呼ばれ、対策の必要性が指摘されていた。」

「25年の崖」回避へ協議会 企業の老朽システム解消 政府が重点計画(日経)(記事冒頭のみ)

「政府は企業が抱える老朽化したシステムの問題解消をめざす省庁横断の協議会を2024年度にも立ち上げる。システムを提供するベンダーも巻き込み、低コストでビジネス環境の変化にも適応しやすいクラウドの活用を進める。老朽化や古いシステムを扱える人材の引退で損失が出る「2025年の崖」問題の克服につなげる。」

河野大臣のデジタル庁という点が不安でしかありませんが...

デジタル社会の実現に向けた重点計画(デジタル庁)(←このページは計画の要約ですが、本文や資料へのリンクもあるようです。)

「5 デジタル化に関わる産業全体のモダン化

デジタル化に関わる産業全体のモダン化

デジタル化に関わるユーザー(需要側)、ベンダー(供給側)の双方を含めた産業全体において、情報システムの最適化を進めるとともに、セキュリティや冗長性・回復性・強靱性(レジリエンス)の向上、多重下請構造からの脱却と賃金上昇、デジタル人材の育成、産業全体の即応性・適応性・生産性・効率性の向上を実現することで、デジタル化に関わる産業の今後の発展やイノベーションの基盤となることが期待されています。

そこで、業種ごとに現状と課題を把握して、レガシーシステム(※9)からの脱却クラウドへの最適化を進める方策を定め、公共分野も含め実施していく必要があり、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)を事務局として、デジタル庁と経済産業省等の参画を得て、「レガシーシステム脱却・システムモダン化協議会(仮称)」を立ち上げ、同協議会において、レガシーシステムの現状と業種特有・業界特有および横断的な課題の把握、対応策を検討します。」

「冗長性」向上が大事だというのであれば、保険証もマイナンバー・カードに一本化せずに、別々のままの方が安全なのでは。

またお金…マイナ保険証の支援金「倍増」に医師「腹立たしい」と怒るワケ 政府の普及策で薬局の窓口混乱も(東京新聞)

「名古屋大の稲葉一将教授(行政法)は、マイナ保険証の利用率が7%台にとどまる現状に触れ、「9割以上の人が使っていないことには原因があるはず。その原因を解消せずに、お金で無理に使わせようとしている姿勢は、新たな混乱を生むだけではないか」と指摘する。」

マイナ保険証、目視確認円滑に 高齢者に対応、混雑回避―厚労省(時事)

「マイナ保険証による本人確認では通常、患者は医療機関や薬局の窓口でカードリーダーにカードを置き、画面上の顔の画像か暗証番号で認証する。ただ、高齢者が顔を近づけ過ぎるなどしてカメラがうまく反応しないケースが全国の病院窓口で多発し、混雑の原因となっている。車椅子の人は画面に近寄れないことも。暗証番号だと間違える恐れがあるため高齢者は敬遠しがちだ。」

例えば、かぜで頭がもうろうとしているときに、暗証番号を間違えて、保険診療が受けられなくなるのは、困ります。しかし、本人確認を厳格にやるというのはそういうことなのでしょう。

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