証券取引等監視委員会が、金融商品取引法違反(インサイダー取引)の罪で、元大学教授の男性(81歳)を刑事告発する方針だという記事。
「元教授は先物取引とリスク管理の専門家で、シャーロック・ホームズの研究家としても知られる。
証券市場関係者によると、元教授は知人である上場企業の幹部から、M&A(企業の合併・買収)に関する情報を入手し、公表前に、この企業の株を大量に買い付けた疑いが持たれている。
株価はM&Aの公表後に急騰しており、元教授は高値で売り抜け、1000万円以上の不正な利益を上げていたとみられる。」
監視委に捕まったということは研究が足りなかったのでしょう。
大学名誉教授が“インサイダー取引”で強制調査(テレビ朝日)
「上場企業の買収情報を入手し、公表前に株を大量に買い付けたインサイダー取引の疑いで、大学の名誉教授の男性(81)が証券取引等監視委員会の強制調査を受けていたことが分かりました。」
インサイダーの疑い 商社元役員を強制調査(日本テレビ)
「関係者によると、男性は太陽光発電事業を行う「スターホールディングス」社の株でインサイダー取引をした疑いが持たれている。」
「元役員の男性「(Q:インサイダー取引に関わったという事実はない?)僕が?ありませんよ。非常に社会的地位もたくさん持っているし、僕は1人の人間として非常にまじめに生きている人間ですから」」
こちらの米国の例はもっと大がかりな事件のようです。
オメガのクーパーマン氏を米SECが提訴、インサイダー取引疑惑(ブルームバーグ)
「米証券取引委員会(SEC)の21日の発表によると、クーパーマン氏はアトラス・パイプライン・パートナーズの大株主の一角としての地位を利用して同社幹部から機密情報を入手。クーパーマン氏は2010年のアトラス資産売却前に同社の証券を購入し、著しい不正利益を得たとSECは指摘。アトラスの株価はこの資産売却を受けて31%急伸した。」
SEC Charges Hedge Fund Manager Leon Cooperman With Insider Trading(SEC)
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