耐震強度偽装問題で大手ゼネコンが施工したホテルにも偽造が見つかったという記事。平成設計が設計、大手ゼネコンが施工を元請けし、自己破産した木村建設が下請けしたとのことです。
大手ゼネコンが好きこのんで木村建設や平成設計・姉歯建築士を使うとも考えられないので、受注する条件として、もともとセットになっていたのでしょう。しかし、関与してしまった以上、責任回避は難しいかもしれません(法的には設計図どおりに施工していれば問題ないのかもしれませんが・・・)。
この事件も最初は建設業界の末端の出来事のように思われましたが、発注者や施工業者として上場企業の名前が続々とあがっており、相当根深い問題のようです。今のところ決算への影響を公表している企業はごく一部ですが、あまり先送りするのも得策ではないでしょう。
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