東芝テックが、2015年10~12月期の四半期報告書を法定期限の15日までに提出できないという記事。退職給付債務の計算に間違いがあるとのことです。(決算発表延期は当サイトでもすでに取り上げています。)
「退職給付債務の計算を委託している信託銀行から、計算結果の一部に誤りがあると報告を受けたという。信託銀行の手違いが原因で、親会社である東芝の会計不祥事とは関係が無いようだ。」
監査的には専門家の利用ということになりますが、丸投げではまずいので、監査人もある程度のチェックは必要です。
第91期第3四半期報告書(自平成27年10月1日 至 平成27年12月31日)提出の延期に関するお知らせ(PDFファイル)
退職給付債務が16億円過少計上とのことです。基準改正により年金制度の積み立て状況が即オンバランスになったので、過少計上分が(税効果考慮後)そのまま純資産に影響します。遅延認識だから、少々間違っていても影響なしとはいかないのでしょう。
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