オリンパスの粉飾疑惑を最初に取り上げた雑誌FACTAにさまざまな内部告発が届いているのだそうです。
「弊誌のもとにはオリンパス事件以降、今も様々な会社から内部告発が届くことは、これまでに当コラムで触れたとおりだ。そうした情報提供の中には、オリンパスよりも大きく、しかもアタマに“超”がつく優良企業についての情報も含まれている。当然、外国人投資家も少なくないから、記事になれば株式市場への影響は小さくはあるまい。
例えば、あるメーカーの関係者からは海外の関係先に有価証券投資に絡んだ損失を隠している、との情報が寄せられている。損失隠しに関連してのことか、金融機関との間で通常なら考えにくい金融取引契約を結び、有価証券報告書への記載義務が生じない形で巨額の担保を差し入れているから、そこには何らかの意図が働いているのだろう。これに伴って財務諸表には不自然で不可解な資金の出入りがあったことを疑わせる痕跡も数字として残っている。」
このほか、ある大手金融機関は隠し損失をロンドン現地法人にトバしていたそうです。
最後には監査法人や会計士協会に対する捨て台詞も・・・。
「さらに言えば、監査法人の責任が改めて問われかねない問題を含んでいる。本誌最新号ではオリンパス事件で問われたはずの監査法人や日本公認会計士協会の責任がうやむやになってしまったことも触れたが、そうはいくものか。」
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山崎会計士協の有終は大手「赦免」(記事冒頭のみ)
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