監査人交代事例3件、すべて大手の退任、太陽2件獲得（5月10日）

最近の監査人交代事例です（5月10日）。

１．日本信号（東証1部）

公認会計士等の異動に関するお知らせ（PDFファイル）

あずさ→太陽有限責任監査法人、の交代です。

継続期間と監査費用を理由にしています。

「現任の会計監査人については会計監査が適切かつ妥当に行われることを確保する体制を十分に備えているものの、 監査継続期間が長期にわたることや監査費用の相当性等を監査役会が総合的に検討した結果、会計監査人を見直す時期にあると判断いたしました。」

現監査人の就任年は１９７４年です。（たしかに長い。）

２．虹技（東証1部）

会計監査人の異動に関するお知らせ（PDFファイル）

新日本→太陽有限責任監査法人、の交代です。

これも、継続年数や監査費用が理由です。

「当該会計監査人については、会計監査が適切かつ妥当に行われていることを確保する体制を十分にそなえているものの、監査継続年数が長期にわたっていること及び当社の経営環境を踏まえた新たな視点での監査対応と監査費用等の相当性を複数比較検討した結果、上記３.の理由により、新たに太陽有限責任監査法人を会計監査人として選任するものであります。 」

現監査人の就任年は1975 年です。（たしかに長い。）

３．ロジネットジャパン（札証）

会計監査人の異動に関するお知らせ

トーマツ→アーク有限責任監査法人、の交代です。

これも、継続年数や監査報酬などを理由としています。

「監査役会は、現会計監査人による継続監査期間が 60 年と⻑期化していることなどを契機として、当社の事業規模に見合った監査体制と監査報酬及び監査費用の相当性について検討してまいりました。」

60年というのはたしかに長い。しかし、それが最大の理由だったのか．．．。