IASBが退職給付会計基準の改訂を公表したというニュース・リリース。
数理計算上の差異を、損益計算書ではなく、英国流の認識利益費用計算書(包括利益計算書)において、発生時一括処理することを認めるというものであり、一言で言えば、現行の英国基準を容認するという改訂です。今まで損益計算書上で遅延認識していた企業もこの方法に変更することを認めるとのことです。
英国の会計基準設定主体の出身であるIASB議長は「The amendment issued today allows entities to choose a simpler, more transparent method of accounting than is commonly adopted at present. I hope that many entities will take the opportunity of improving their financial reporting in this way.本日公表された改訂は企業がより簡潔で透明性の高い会計処理方法を採用することを認めるものである。多くの企業が、この機会を捉えて、自社の財務報告を改善することを期待する」といっており、遅延認識よりも新しい方法(英国基準)のほうがいい方法だといっています。
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