オリンパス粉飾事件の旧経営陣の刑事裁判の記事。被告にならなかった、元社長たちの供述内容が明らかになったようです。
「検察側は損失隠しへの関与を認めた下山敏郎(88)、岸本正寿(76)の両元社長の供述調書を朗読し、オ社歴代トップの責任を指摘した。
下山氏は84~93年、岸本氏は93~01年、社長を務めた。損失隠し問題が発覚した昨年11月、2人は毎日新聞の取材に関与を否定していた。
供述調書によると、下山氏は87年、多額の含み損があると報告を受け、岸本氏と元常勤監査役の山田秀雄被告(67)らに簿外処理を指示。岸本氏も社長時代、決算対策として損失隠しの状況報告を受けていた。
東京地検特捜部の調べに対し、下山氏は「大いに反省している」、岸本氏は「損失があまりに多額で、(自分が)乗っている飛行機が落ちてしまえばいいのにと思った(こともある)」などと供述したという。」
粉飾の指南役たちへの報酬額も明らかにされました。
「検察側は国内ベンチャー3社などの買収を利用した損失解消の過程で、外部に流出した総額も指摘。指南役とされる大手証券会社OBら数人に成功報酬など計161億円が渡った、とした。」
「苦悶の日々続く」「会社のため」 元会長ら粉飾認める(産経)
「検察側は冒頭陳述で、オリンパスが、下山敏郎氏が社長を務めていた時代に「金融で本業を助ける」という方針を掲げて、財テクに没頭したことが事件の源流となったことに言及した。」
オリンパス粉飾・菊川被告、民事では争う姿勢(読売)
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