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次世代EDINETタクソノミ(案)第二版の公表(金融庁)

次世代EDINETタクソノミ(案)第二版の公表及び提出者向け事前チェックテストの実施について

金融庁は、次世代EDINET(「有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システム(EDINET)の次世代システム」)のタクソノミ(案)第二版とその関連資料を、2012年10月4日付で公表しました。

第1版は6月に公表されており、第2版はそれに対する意見等を踏まえて策定されたものです。

次世代EDINETタクソノミでは、インラインXBRL、ディメンション等、現行EDINETにはない新たな技術仕様を採用しているそうです。

次世代EDINETタクソノミの主な特徴は、次のとおり(「次世代EDINETタクソノミ(案)第二版概要」より要約)。

・XBRL対象範囲

有価証券報告書等については、報告書全体がXBRL対象範囲になる。また、公開買付届出書、大量保有報告書等が新たにXBRL対象範囲になる。

・包括タグ付け

開示項目を個々の金額、開示事項等の最小単位ごとにタグ付けする手法(「詳細タグ付け」)に加えて、文章、表、複数の金額項目等を一定の塊でタグ付けする手法(「包括タグ付け」)を併せて採用

・インラインXBRL方式

開示書類等提出者がXHTMLファイルにXBRLタグを埋め込んだインラインXBRLファイルで提出するインラインXBRL方式を採用

・ディメンション

「表示項目」と「ディメンション軸」の組合せによってインスタンス値を設定する手法。例えば、株主資本等変動計算書では、変動要因は表示項目として、純資産の内訳項目はディメンション軸のメンバーとしてそれぞれ要素定義。ディメンション採用に伴い、株主資本等変更計算書及び遡及処理に係る要素を変更

・株主資本等変動計算書のレイアウト変更

横軸に純資産の内訳項目を、縦軸に変動要因をそれぞれ記載するマトリックス形式のレイアウトに変更

次世代EDINETタクソノミは、平成25年度中の適用開始を予定しているそうです。

XBRLとは(XBRL Japan)
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