会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

東洋大 元理事の会社に業務委託 調査委「利益相反恐れ」(毎日より)

東洋大 元理事の会社に業務委託 調査委「利益相反恐れ」

東洋大学が、キャンパスの清掃業務を約20年間にわたり、財務担当の元常務理事が社長を務める会社に孫請けさせていたという記事。業務の委託料は年間約3億円だそうです。

「調査委の報告書によると、問題となっているのは、東洋大が本部を置く白山キャンパスの清掃業務。施設管理を委託されている同大の子会社から、下請けの清掃会社(東京都豊島区)を通じ、遅くとも1996年度以降、下請け会社と所在地が同じで元常務理事が社長を務める清掃会社に再委託されていた。元常務理事は下請けの代表取締役も理事時代の90~94年度に務めており、この会社への委託は91年度から始まっていた。調査委は「再委託料の金額は不明だが、下請けへの委託料と大差ない」とみている。

同大子会社と下請けの間には、再委託する際は子会社の承認を受けるとの規定があったが、元常務理事が「積極的に表に出さないように」との意向を下請けの役員らに伝え、下請けも承認を求めなかったという。2014年に再委託の情報を得た文科省から問い合わせを受けた際には、東洋大は「再委託の報告は受けていない」と、実際とは異なる回答をしていた。」

「東洋大学→子会社→清掃会社(ダミー?)→別の清掃会社」という流れで業務が発注されていたわけですが(2つの清掃会社に元常務理事が関与)、ダミー(?)の会社を経由していたので、関連当事者として把握もしていなかったのかもしれません。
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