多額の不正会計処理が発覚した東証1部上場の真柄建設の株式が、「特設注意市場銘柄」に指定されたという記事。IHIに次ぎ2社目です。
会社のプレスリリース(PDFファイル)
「・・・当社大阪支店においては、支店内の相互牽制機能が実質的に無効化しており、原価付替え等が行われていたこと、また、本社管理部門による支店の管理体制も万全でなかったことが判明しました。このことから、東証より、当社において内部管理体制等についての改善の必要性が高いと判断され、有価証券上場規程第501 条第1 項の規定に基づき、当社株式を特設注意市場銘柄に指定されたものであります。」
「支店の管理体制」は「全社的な内部統制」(したがってJ-SOXでは評価が必要)かもしれませんが、「原価付替え」であれば、いわゆる3勘定には該当しないので、関連するプロセスの内部統制は不要ということになるのでしょうか。
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会社の調査によれば、問題があった支店の支店長はノルマに厳しく、支店内で悪い報告をできない「異常な状態」があったそうですが、抽象的な「全社的な内部統制」のチェックで、これを不備と断定できるものなのでしょうか。
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