「アイ・エックス・アイ(IXI)」の粉飾決算事件で、IXIが商品価値のないCD―ROM約400枚を、約300億円の価値があると偽って決算報告していたという記事。
「今年1月の社内調査の際、「販売管理システム一式」などと書かれたラベルが張られたCD―ROMが計約400枚保管されていた。担当者の説明では、「販売予定」商品と、「販売済み」商品の複製品の2種類あり、「販売予定」のものは資産に、「販売済み」のものは売上高として計上し、決算報告書などを作成していたという。」
CD-ROMにはでたらめなデータが記録されていたそうです。会計監査や社内調査で現物を出すようにいわれたときのために用意していたのでしょうか。さすがにCD-ROMだけで売上計上や資産計上を認めることはないと思いますが、もっともらしい仕様書や契約書・請求書などが一緒にあれば、だまされてしまうかもしれません。
IXI架空取引:「商品なき取引」に社員もぼうぜん
IXIの広報IR室長が破綻前の売上急増について、「株主に説明するため、売り上げ増の要因を幹部に確認したが、雲をつかむような感じだった」といっています。
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