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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

第三者調査委員会の調査報告書に関するお知らせ(美術品を使った金融取引を売上計上など)(Shinwa Wise Holdings)

第三者調査委員会の調査報告書に関するお知らせ(2024年9月10日)。

Shinwa Wise Holdings(東証スタンダード)のプレスリリース(2024年9月10日)。

連結子会社において、実態と相違がある売上計上の精査が必要となる疑義が発生し、事実関係の解明のために第三者委員会で調査を進めてきたが、その調査結果についての調査報告書を受領したとのことです。

不適切会計処理の影響は...

このほか、税効果の影響があるそうです。

決算短信や有報などの訂正については...

「2.決算短信及び有価証券報告書等の訂正について

当社は、第三者委員会の調査結果を受けて、過年度の有価証券報告書などの訂正報告書の提出および過年度の決算短信の訂正を行う予定であり、内容が確定次第速やかにお知らせいたします。」

本日(10月9日)現在、まだ訂正は行われていないようです。

70ページほどの調査報告書(公表版)が添付されています。

金融取引ではないかと疑われる取引の具体的な内容なども記載されています。

例えば、3億5千万円で購入した「リラの花束」(作者 シャガール)に関する取引についての詳細が、20~22ページに記載されてい ます。けっこう複雑な取引です。これに関しては、最初から金融取引だったわけではなかったようです。なかなか販売先が見つからず、いったん、仲介者(名義を借りた先)に「飛ばし」て、売上計上しますが、その後、オークションにて1億円ほどの損失を出して、処分します。それが簿外の債務になっていたということのようです。正確な情報は、報告書原文をご覧ください。

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