(上場会社ではありませんが)家電輸入販売のREAL LIFE JAPANという会社が、事業を停止し、自己破産の準備に入ったという記事。負債は30億8200万円です。売上高は約97億5900万円(2014年2月期)とのことなので、それなりの規模の会社です。
「・・・家電の低価格化で収益は厳しく、昨年4月に発生した不良品で大量の返品が発生したほか、円安の急激な進行による為替差損で赤字が膨らみ、資金繰りが厳しかったという。昨年末には仕入れ先への支払いが遅延したことで家電の仕入れがストップ、先行きの見通しが立たなくなり、事業継続を断念した。」
円安になれば、外貨建ての仕入について、日本円に換算した仕入額が膨らみ、売上原価が増加します。たぶん「為替差損」という科目には、円安の影響は出てきません。
家電輸入販売
円安関連倒産
株式会社REAL LIFE JAPAN
事業停止、自己破産申請へ
負債30億8200万円(帝国データバンク)
特別企画 : 第3回 : 「円安関連倒産」の動向調査
2014年は前年の2.7倍に急増
~ 12月は4カ月連続で最多、全国46都道府県で判明、円高倒産の4倍 ~(帝国データバンク)
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