すでにほかでも報道されていますが、東芝が監査人の変更を検討しているという記事。
「9月に就任した東芝の社外取締役には、会計処理の不審点を指摘せずに決算を承認し、事態を悪化させた責任があると新日本への不信感があり、取締役会では監査法人の変更を求める声が相次いでいるという。金融庁も新日本の監査に問題があったとの見方を強めており、公認会計士法に基づく業務改善命令を年内に行う見通しだ。」
監査人に責任転嫁しているだけではないかと思われますが、監査人の側も、問題があるときは、経理担当役員に嫌われても、取締役会とのコミュニケーションを十分に取らないとまずいということかもしれません。
ウェスチングハウス減損問題についても、社長が記者会見するそうです。
東芝、27日に米原発子会社の減損状況説明 室町社長ら出席(日経)
日本取引所CEO:東芝の損失開示遅れ「強く指導する」(毎日)
監査法人の交代検討=信頼回復図る—東芝(WSJ)(時事通信配信)
「東芝の監査は、法律に基づく監査を始めた1951年から60年以上にわたり、合併などによる名称変更こそあったものの、一貫して新日本が担当してきた。新日本は長期間の監査を担い、東芝の事業内容を詳しく把握できる立場にあったが、不正会計を防げなかったことになる。」
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