2011年度の法人税の申告で黒字と申告した法人の割合が4年ぶりに上昇したという記事。
「11年度の決算について税務申告した全国の法人のうち、黒字と申告した法人の割合は25.9%(前年度比0.7ポイント増)で、4年ぶりに上昇したことが国税庁のまとめで分かった。前年度まで3年連続で過去最低を更新していた。繰越欠損金控除前の黒字申告割合も3年ぶりに5割を超え、企業業績の改善がうかがえる。」
国税庁の公表資料はこちら
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平成23事務年度 法人税等の申告(課税)事績の概要(PDFファイル)
申告所得の金額も増加しています。
「平成23事務年度における法人税の申告件数は276万3千件で、その申告所得金額の総額は37兆2,883億円、申告税額の総額は9兆5,352億円と、前年度に比べ、それぞれ1兆1,047億円(3.1%)、1,496億円(1.6%)増加し、2年連続の増加となりました。」

平成18年度と比べると約20兆円の差があるわけですが、逆に言うと、平成18年度並みに企業の業績が回復すれば、税率30%としても6兆円の税収増だということになります。
黒字法人、4年ぶり増 昨年度の法人税申告(日経)