中日本高速道路が、採石会社に対する裏補償の「確認書」を大手ゼネコンに示し、便宜を図るよう求めていたという記事。中日本高速道路元社員に対する裁判(所得税法違反と詐欺罪の容疑)の中で明らかになったものです。
「検察側冒頭陳述によると、確認書は××被告が用地交渉した採石会社と交わされ、中日本高速が正規の用地買収額75億円以外に45億円の裏補償を採石会社側に支払うという内容だった。確認書は、09年に東名高速のトンネル工事を発注した大手ゼネコンに示され、「好意的な配慮」をするよう求めたという。
両社は、砂利を購入したり、下請けに入れて12億~18億円を補償する「協力メニュー」も採石会社に提示した。また、中日本高速は他の関連工事で採石会社に約4100万円を補償したという。」
このような協力メニューが実施されていれば、ゼネコンを経由した不正な支出ということになります。単なる個人的な犯罪ではありません。
中日本高速が30億円「裏補償」…元社員公判(読売)
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