人工知能によって監査の品質を向上させる方法を論じた記事。米デロイトのパートナーが大風呂敷を広げています。
Using artificial intelligence, auditors may soon be able to provide clients with new ways to uncover risk hiding in plain sight in financial statements.
今日イノベーションのもっともホットな分野は、人工知能(AI)である。AIは、通常なら人間の知能を必要とするようなタスクを実施するためのコンピュータ・システムの理論と開発のことである。AIテクノロジー(認知テクノロジーとも呼ばれる)は、伝統的に人間が実施してきたタスクに、情報技術のパワーを適用するものであるため、ユーザーは、スピード、コスト、質の三者間のトレードオフを打破することができるようになる。
One of the hottest areas of innovation today is the field of artificial intelligence (AI). AI is the theory and development of computer systems able to perform tasks that normally require human intelligence. Because AI technologies—also called cognitive technologies—extend the power of information technology to tasks traditionally performed by humans, they enable users to break prevailing tradeoffs between speed, cost, and quality.
具体的には、文書レビュー(契約書を全件チェックさせて、エスカレーション条項を含むものがないか調べるなど)、確認プロセスの合理化(作成・発送・回収・管理プロセスの電子化、確認状添付文書の自動分析、自由記入欄の分析から異常点抽出、適切な対応策の提案など)、財務諸表の自動チェック、在庫カウント・プロセス合理化(タブレットやスマホでカウント結果を報告・集計するだけでなく、スマホのカメラを使って、自動的に品目を識別しカウントするなど)を挙げています。
監査調書の電子化は、日本でもかなり進んできたと思いますが、監査手続自体はどこまでITで変えることができるのでしょうか。
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