会計監査人の異動及び一時会計監査人の選任に関するお知らせ(TDnetより)(PDFファイル)
北紡(東証スタンダード)の会計監査人の異動に関するプレスリリース(2025年7月28日)。
Forvis Mazars Japan 有限責任監査法人→佳生監査法人、の交代です。
Forvis Mazars Japan 有限責任監査法人より、今後の監査契約を受嘱しない旨の申し入れを、7月 28 日付にて正式に受領したとのことです。
暗号資産関連事業への参入がきっかけのようです。
「当社の会計監査人である Forvis Mazars Japan 有限責任監査法人は、当社が新たに取り組む暗号資産関連事業の内容を考慮に入れて監査契約継続のための受嘱手続を進めておりました。しかしながら、当該事業の性質及び監査リスクを総合的に勘案した結果、契約の継続が難しいとの判断に至ったことから、今後の監査契約は受嘱しない旨の決定をしました。
そのため、当社監査等委員会は、当社の事業規模及び今後の成長領域を踏まえ、暗号資産領域を含む新規事業への理解、先進的な業務領域に対応可能な専門性、柔軟かつ高品質な監査体制などを総合的に検討した結果、Forvis Mazars Japan 有限責任監査法人の辞任後の一時会計監査人として、佳生監査法人を選任することといたしました。佳生監査法人は、暗号資産を含む新たなビジネス分野に対する理解と対応力を有し、当社の事業特性を的確に把握した監査が可能であると判断しております。」
株主総会で選任しなかった理由。
「本来、株主総会で選任する会計監査人ではありますが、今後の監査体制に関する調整を行っていたことから、会社法第 346 条第4項および第6項に基づき、一時会計監査人を選任するものであります。」
佳生については...
「当社の監査等委員会が佳生監査法人を一時会計監査人として選任した理由は、同監査法人が、当社の会計監査人に求められる品質管理体制、独立性及び専門性などを有しているとともに、当社が新たに取り組む暗号資産関連事業についても造詣深く理解を頂いていることから、今後当社の会計監査が適正かつ妥当に行われることを確保する体制を備えていると判断したためであります。」
現監査人の就任年は、2024 年です。1年で交代ということになります。
ビットコイン購入開始に関するお知らせ(2025年7月22日)(PDFファイル)
「当社は、暗号資産および RWA 関連ビジネスへの本格的な参入にあたり、その第一弾として、暗号資産市場における主要資産であるビットコインの取得を行うことといたしました。現在、ビットコインは米国市場において ETF の上場が開始されるなど、重要なデジタル資産としての地位を確立しております。ブロックチェーン技術の進化や法的枠組みの整備が進展する中で、規制の明確化や市場の成熟も進んでおります。こうした状況を踏まえ、当社は国内市場にとどまらず、国外市場においてもデジタル資産を活用したビジネスを展開していくにあたり、グローバルスタンダードとなりつつある「価値の保存手段」としてのビットコインの購入を進めてまいります。今後は、さまざまな国外事業者との提携を含むクロスボーダーサービス等にビットコインを活用し、多様な事業戦略を推進するための基盤資産として位置づけてまいります。」
購入金額は、 800 百万円(決議枠)とのことです。
新株予約権により調達する資金の一部を充当するそうです。
会計処理は時価評価となります。
「ビットコインの保有残高は四半期ごとに時価評価を実施し、その評価損益を損益計算書に計上いたします。」