日本公認会計士協会は、監査基準報告書700実務指針第1号「監査報告書の文例」及び監査基準報告書700実務ガイダンス第1号「監査報告書に係るQ&A(実務ガイダンス)」を、2023年7月28日付で改正しました。
「監査報告書の文例」は、倫理規則改正とそれを受けた監査基準報告書700と監査証明府令の改正への実務的対応として、その他の報告責任区分における報酬関連情報の記載例を追加しています。
「監査報告書に係るQ&A(実務ガイダンス)」は、監査報告書において報酬関連情報の開示を行う場合の具体的な留意事項の解説Q&Aを2件追加しています(Q1-10「監査報告書における報酬関連情報開示の適用範囲」・Q1-11「監査報告書における報酬関連情報開示の省略等」)。
適用時期は、2023年4月1日以後開始する事業年度に係る財務諸表の監査からです。倫理規則(2022年7月25日変更)と併せて2023年4月1日以後終了する事業年度に係る財務諸表の監査から早期適用することを妨げないとされています。
改正の概要を説明した資料もついています。