会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

監視委、アーツ証券を強制調査 刑事告発を視野(朝日より)

監視委、アーツ証券を強制調査 刑事告発を視野

レセプト債を発行していたファンドなどが破綻した問題で、証券取引等監視委員会が、この債券を販売していたアーツ証券を強制調査したという記事。

「監視委によると、運用会社「オプティファクター」(東京)などが医療機関から請求権を買い取って債券化した商品を、アーツ証券など7社の証券会社が顧客に販売していた。アーツ証券は遅くとも2013年10月には、オプティ社が事実上の破綻状態にあることを知りながら、虚偽の決算書などを使って「安全性の高い商品だ」として販売を継続。15年10月末時点で約2400の法人・個人に対して227億円の債券を発行したが、実際にオプティ社などが医療機関から買い取った債権は23億円にとどまるという。」

レセプト債めぐり強制調査、総額227億円が回収不能に(TBS)

「「家族が病気なので将来がすごく不安ということで、そもそもこの人(仲介業者)に相談したんですよね」(レセプト債に投資した女性)

都内で自営業を営む1人暮らしの女性は、年老いた親の介護費や自分の老後資金のために、仲介業者を通して「レセプト債」に投資しました。しかし去年11月、発行元の「オプティ社」が破産。この女性を含め、2400あまりの投資家が出資した総額227億円が回収不能となっています。」

こういう不正を、問題が大きくなる前に摘発できない「根本原因」は何なのでしょうか。

2013年に発覚したMRI事件も似たようなスキームの金融商品でした。

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