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会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

徳洲会が22億円所得隠し 国税、親族への利益供与認定(朝日より)

徳洲会が22億円所得隠し 国税、親族への利益供与認定

医療法人「徳洲会」と関連会社が2014年までの7年間で約22億円の所得隠しを税務調査で指摘されていたという記事。「徳田虎雄前理事長(77)の親族の会社に不正な利益供与があった」とされたそうです。

「関係者によると、所得隠しの大半は、医療機器などを一括購入してグループの病院に納入している株式会社徳洲会が関与。実際は同社が行った取引を、親族が役員を務める関連会社「グローバルヘルスケア」(東京)など3社によるものと経理処理していた。国税当局はこうした資金の流れを3社への寄付金と認定し、15億数千万円の所得隠しを指摘した。」

創業家の「徳洲会」私物化裏付け…復帰の動きも(読売)

「関係者によると、親族に利益を提供していたのは、株式会社「徳洲会」。親族企業に利益を付け替えていたほか、約2億円で購入した都内の一等地にあるマンションを、別の親族企業に約1億4000万円で売却。この親族企業がローンを返済できるよう、業務委託料名目で月200万円を支払っていたという。」

こういう話があるから、医療法人にも外部監査を取り入れようといことになるのでしょう(最終的にどうなったのかまで当サイトではフォローしていませんが)。

医療法人への外部監査の基準、「負債100億円以上」が一つの目安に-厚労省検討会(メディ・ウォッチ)

これも非営利法人私物化の例でしょう。

大阪桐蔭、裏金20年超か 「調査前にPC突然壊れた」(朝日)

「法人が委託した第三者委の調査では、模試受験料や教材費を保護者から多めに集めて帳簿外で処理した裏金は5億円以上とされたが、2003年以前は記録がなく、実態がはっきりしない。だが裏金口座の一部は1991年に開設され、同校の教職員組合は92年、「教材費などのバックマージンの使途を明らかにせよ」と学校側に指摘していた。不正は20年以上続いてきたとみられ、「学校の中では昔からうわさがいくつもあった」と複数の関係者は打ち明ける。」

こちらは吉本興業とは直接関係のない、相続税節税スキームが当局に認められなかったという(よくありそうな)事例のようです。

吉本興業:創業者一族、申告漏れ 相続分3億1000万円(毎日)

「マサ氏は亡くなる約4カ月前の09年6月、西宮市の賃貸マンションを約3億7000万円で購入。マンションを所有し、林家一族が経営する不動産会社から購入費全額を借りたことになっていた。」

「しかし、国税局はマンションの購入について(1)帳簿上の処理で現金が動いていない(2)マサ氏の病状が進行した時期の取引(3)マサ氏の死亡2カ月後に不動産会社が買い戻している−−などと指摘。相続財産を不当に少なくするためだったとした。」
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